ロンドンマラソン(London Marathon)とは
ワールドマラソンメジャーズ(WMM: World Marathon Majors)の一つです。
ワールドマラソンメジャーズとは、ボストンマラソン、ロンドンマラソン、ベルリンマラソン、シカゴマラソン、ニューヨークシティマラソン、東京マラソンの6主要マラソンで構成される獲得ポイントを争う競技です。
現在、米国製薬会社のアボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)がタイトルスポンサーになっているため、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(Abbott World Marathon Majors)と呼ばれています。
ロンドンマラソンには先日、ベルリンマラソンにて世界新記録を樹立した、エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)選手が過去に5回優勝しています。
なお、キプチョゲ選手は、ワールドマラソンメジャーズでも、2015〜2019の4シーズンでチャンピオンになっています。
ロンドンマラソンは通常、3月・4月に開催されているのですが、パンデミックの影響で2020年、2021年、そして今年2022年は10月開催となっています。
ロンドンマラソンのコース
ロンドンマラソンのコースは、ロンドン中心部からは南東方向、テムズ川の南、グリニッジ天文台があるグリニッジパークからスタート。
フルマラソンには4万人以上の参加者がいるので、パーク内の3カ所(赤、青、緑)に分かれてスタートします。
私は青スタートになりました。
全体のスタートが9:40なので、ほぼロスなしのWave(ChampionshipというWave(Championshipについては後記します))に含めていただけたようです。
スタートして1km手前で、青スタートと緑スタートが合流し、更に5km手前で、赤スタートと合流します。
その最終的に3つのスタートが合流する手前の、4km〜5km地点あたりで、30mぐらいを一気に下ります。
緩やかな下り坂はペース維持・向上に好影響だと思いますが、斜度が強い場合には逆効果につながる可能性も高いです。
スピードを殺すためにブレーキをかけるような走りになって前腿などに負担がかかり、フルマラソン後半にその影響が出てくるということもあります。
この下り坂をうまく利用したいと思いつつも、一番気をつけてないといけないポイントかなと思っています。
ロンドンマラソンのコースはこの下り坂以外は20m以上の大きなアップダウンはないようなのですが、ちょこちょこ細かなアップダウンがあるようなので、あまり細かいリアルタイム的なラップタイムは気にせず、数km単位、5km単位とかでペースを見ていく必要があるかなと思っています。
10kmを過ぎたところで、英国の快速帆船である、カティーサーク(Cutty Sark)が展示されている横を走り抜けます。
その後、テムズ川の南側を何度かターンしながら進み、20kmのあたりで、タワーブリッジ(Tower Bridge)を渡ります。
タワーブリッジを渡った後、ハーフポイントを通過し、テムズ川の北側を東に進みます。
そして、ドックランズ(London Docklands)、イーストエンド・オブ・ロンドン(East End of London)を走ります。
この中にある、高層ビルが立ち並ぶ、カナリー・ワーフ(Canary Wharf) あたりはかなり頻繁にカーブがやってくるので、ペース維持・リズム維持が難しそうです。
30km付近なので、フルマラソンの疲れがいよいよやってくるポイントでもありますね。
その後、テムズ川の北側を西方向に進みます。
35km付近では22km付近を走っている方々とスライドする区間があります。
再びタワーブリッジの横、そして、ロンドン塔(Tower of London)の横を通り抜けます。
そこから景色の良いテムズ川沿いの道を更に西方向に進み、40km地点を通過し、先日エリザベス女王の国葬が行われたウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)、ビッグ・ベン(Big Ben)のところで右折してテムズ川沿いから離れます。
https://www.parliament.uk/about/living-heritage/building/palace/big-ben/
セント・ジェームズ・パーク(St James's Park)の周りを半周する感じで進み、
残り300mあたりで、正面にバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)を見ながら最後のカーブを右に曲がり、
ザ・マル(The Mall)でフィニッシュ!
全体的にみると、後半にロンドンの観光名所が続く感じですね。
後半は疲れているので、観光名所を落ち着いて見る余裕はないかもしれないですが(笑)
ロンドンマラソンへの参加
ロンドンマラソンに参加するためにはいくつかの方法があります。
"Ballot entry"と呼ばれる、いわゆる一般抽選枠、
"Charity entry"と呼ばれる、寄付すれば出走権を得られる枠、
旅行ツアーに出走権が含まれるもの、
などです。
ロンドンマラソンでは、この中のチャリティ枠に多数が割り当てられていて、また、単にお金(といってもかなり高額)を出すだけでなく、チャリティ先によっては様々な奉仕活動を行う必要があります。
なので、英国外の参加希望者の多数は、抽選への参加か、ツアー参加(ただし、こちらも抽選となる模様)のかたちで参加することになります。
そのため、抽選枠の倍率はかなり高く、10倍以上、最近では25倍となっている模様。
こんなに参加自体が難しいロンドンマラソンに今回、私はどのようにして参加できるようになったのか。
私は、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(Abbott World Marathon Majors)が運営する、Abbott World Marathon Majors Global Run Club のメンバーになっています。
このクラブは世界中のランナーのためのバーチャルプラットフォームです。
www.abbottwmmglobalrunclub.com
この中に、AbbottWMM Wanda Age Group World RANKINGS というものがあって、40歳以上のランナー(マスターズ)は、300以上の世界中の大会において9つに分けられた年代別ランキングのポイントを獲得することができ、ランキング上位者は、AbbottWMM Wanda Age Group World Championships (世界年代別選手権)へ招待されます。
そして、2022 AbbottWMM Wanda Age Group World Championships が今回のロンドンマラソンと併催されます。
私は、昨年走ったバーチャルマラソンの結果、50代前半のカテゴリで世界で5位に入ることができたので、このAbbottWMM Wanda Age Group World Championships への招待を受け、併催されるロンドンマラソンに参加することになりました。
せっかくいただいた機会ですので、日本代表、スイス代表、50代のオッサン代表として頑張って走ってこようと思います。
ロンドンの街は出張や旅行でこれまで何度も訪れていてよく知っているところではあるものの、50万人以上の観客の前でその街を走ることができるのはとても楽しみです。
これまでと違う景色が観られることを楽しみにしています。
(後半の観光名所は苦しみで楽しむ余裕がない!!??)
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