Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

Escalade Race(エスカレード・レース)とは

Escalade Raceエスカレード・レース)について説明します。

Escaladeあるいはl'Escalade(レスカレード)は、スイス・ジュネーブのお祭りです。

その昔、1602年12月の夜に、Savoy(サボイ/サボア)国がジュネーブを攻めてきたときに、ジュネーブ城壁を登ろうとするサボイの兵士に対して、ジュネーブのあるおばさまが大釜に入った熱いスープをかけて退治したことをきっかけにジュネーブがサボイに勝利しました。

このことを祝うイベントを毎年12月に行なっているのが、このl'Escalade祭りになります。

夜には、こんな感じで、当時の服装をした沢山の人たちがジュネーブの街を練り歩きます。

ジュネーブはこの季節、とても寒いですが、この夜、ジュネーブ各地で売られている、大釜から掬った温かいスープを飲みながら、この行列を見物します。



そして、このお祭りと合わせて、マラソンのイベントが行われています。

それが、l'Escalade Raceです。

スカラード・レースには色々なプログラムが用意されています。

キッズやジュニアのレース、仮装レース、駅伝のようなリレーレース、ウォーキングなどです。

そして、ガチのレースもあります。

男性・女性、年齢別に分かれています。

ジュネーブの旧市街の丘の上(昔、ジュネーブ城があったところ)を走ります。



1周約2.4kmで、キッズは1周、女性は2周、男性は3周です。

1周ごとに高低差33mの丘を上っては下りるをやります(3周合計で3回の上り下り)。



この上りが結構な坂です。

急な坂が4箇所ぐらいあります。

それぞれは距離は長くないのですが、結構な坂なので、どうしてもペースが落ちます。

また、旧市街なので、石畳の道が多いのも特徴です。

濡れていると、滑りそうで、ちょっと怖いです。

お祭りの中のマラソンなので、2.4kmのコースほぼ全部に渡って、沢山の応援者の方がおられます。

中には観光客の方もおられると思います。

その沢山の声援の中で走るのはとても気持ちいいです。

特に、私なんかが走っていると、アジア人で参加している人は少ないために目立つのか、ゼッケンの名前を呼んで声援を送ってくれます。