遅くなりましたが、先日4月10日に走ってきたチューリッヒマラソンのレポートです。
超長いのでご興味ある方はお時間ある時に読んでいただければと思います。
目標タイムとコースの案内は、以下をご覧ください。
先に結果については、速報でお伝えしたとおりです。
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先日記載しましたが、元々は電車でチューリッヒに向かおうと考えていたのですが、ちょうどこのマラソンの後、中学2年生の息子の学校がイースター休み(春休み)に入るので、私も有給休暇をいただき、そのままスイス・ザンクトガレン、オーストリア・ザルツブルク、ドイツ・ミュンヘンに旅行に行く予定にしたので、前日の4月9日から車でチューリッヒに向かうことにしました。
直前の1・2週間は、年度末・年度始めの時期で、長期休暇のための仕事の整理、旅行の準備(行き先やレストランなども含め)、マラソンの準備など、結構、大変でした。
精神的にも少し疲れていた感がありました。
加えて、宿泊してからのフルマラソン大会参加というのは初めての経験でしたので、色々と不安などもありましたね。
このあたりはまだフルマラソン4回目のひよっこの経験のなさが露呈した感じです。
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ホテルは、一人で来る場合と家族で来る場合の2つを事前に予約してあって、一人用はスタート地点から500mぐらいのところをおさえていましたが(家族で旅行に行くことを決めた際にキャンセル)、家族用は駐車場が必要なこともあり、スタート地点からは2kmぐらい、そして、ゴール地点兼荷物預け場所まではホテルから3.5kmぐらいのところしか予約が取れませんでした。
今回、スタート地点とゴール地点は1.5kmほど離れたところにあるのですが、スタート地点で荷物を預け、ゴール地点まで持っていってくれるという方式ではなく、先にゴール地点に行って荷物を預けた後、スタート地点に行くという方式でした。
バスやトラムの利用も考えたのですが、早朝時間帯であまり本数もなかったので、歩いて向かおうと考えていました。
しかしながら、遠征・前泊フルマラソン参加が初めてだったので、思ったよりも準備に時間がかかり、歩いてだと遅くなってしまうということで、結局、2kmをジョギングしてスタート地点を確認して、更に、1.5kmをジョギングしてゴール地点の荷物預け場所に向かうことに。
ここ最近、少し暖かくなってきたかなと思いきや、0度前後まで冷え込んで雪が降ることもあるスイス。
フルマラソン前日の4月9日も、そして、当日4月10日の深夜・早朝に、チューリッヒでは雪が降りました。
当日の朝はもう晴れていましたが、コースはハーフの距離を通り過ぎるぐらいまでは多くの箇所で路面が濡れていました。
そして、気温は起床時、1度、スタート時、2度。
(ゴール時は7度ぐらいまでは上がったと思います。)
スタート時は少し肌寒かったですが、風がほとんどなくて、マラソンには絶好の日和。
ゴール地点の荷物預かり場所が結構、長蛇の列になったので、預け終わったらもうスタート時間まで25分。
やばいやばいということで、荷物預け場所(ゴール地点)からスタート地点までの1.5kmも結局、ジョギングすることに。
結果、フルマラソン前に、合計5kmもジョギングしてしまいました。
そんなに速いペースでないにしてもウォームアップにしてはちょっと走り過ぎたなぁと思います。
(通常は2kmぐらいなので。)
いつもレース前はしっかりと動的ストレッチをやるのですが、そんな時間は取れず、毎朝のランニングの時と同じぐらいの感じで終了。
急いでスタートブロックに向かいました。
スタート地点は既に大人数の人が集まっていました。
これぞ大規模大会が戻ってきたという感じ。
この時はワクワクしましたね!
4月10日のチューリッヒマラソン大会のスタート地点の様子。久しぶりの大規模人数でのマラソン大会なので、皆さん、大盛り上がり! pic.twitter.com/GpIrvJTGGt
— TETSUYA - スイスで走る、歌う弁理士 (@tetchiba) 2022年4月21日
ノリノリのカウントダウンの後、スタート!
(以下タイムは公式タイムをベースに算出)
■スタート - 5 km 19:38
昨夜はホテルでの眠りは浅く、起床時から少しぼーっとした感じがありましたが、スタート時には興奮もあって、その時はその感覚はどこかへ吹き飛んでいました。
笑顔でスタートゲートをくぐる。
久しぶりに大人数のランナーの皆さんと走れる喜びに浸りながらのスタートでした。
テーパリングがうまく行ったようで、足腰は軽く、身体はよく動く感じ。
ただ、スタート地点に並ぶのが遅かったので、サブ3のペーサーの後ろになってしまい、大集団の後ろからスタートすることに。
(3時間15分以内が同じブロックでのスタート)
しばらく走っていると、サブ3のペーサーとその引き連れる大集団は4'13"/km前後のペースで進んでおり、自分のターゲットペースは、3'52"/km〜3'56"/kmぐらいだったので、このままでは自分のペースを作れない。
なので、何とか早い段階でこの大集団の前に出たいと思いました。
しかしながら、スタートしてからしばらくチューリッヒの中心街を走っている間は道幅はそれほど広くなかったので、気をつけながら大集団の前の人を少しずつ追い越して、蛇行状態で進むことに。
何とかスタート地点から数百mぐらいでサブ3ペーサーの前に出ることができたのですが、最初の1kmのラップがキロ4分を少し超えてしまいました。
本当はほんの少しだけ速めのペースで入って1kmを過ぎたら目標ペースに落として走ろうと考えていたので、ここで少し気持ちに焦りが出てしまいました。
(後から考えると、まだ序盤で10秒ぐらいの遅れだからあまり気にすることないと思うのですが、やはりここも経験のなさが露呈。)
速い段階で自分のターゲットペースに乗せたい、それに近いペースで走っている集団を見つけたい、おそらくその集団はもう少し前にいるはずということで、ペースを上げていこうと思いました。
その気持ちの方が身体の動きよりも先行してしまったようで、今振り返ると、いつも心がけているリラックスした走りではなく、少し無理してストライドを広げて身体を大きく動かしたフォームになっていたように思います。
(これが後ほど響くことに。)
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Garminの平均ペースを見ながら前を追いかけました。
その平均ペースから、2時間55分目標(4'08"/km)、2時間50分目標(4'01"/km)、そして、キロ4分ペースを少し切るぐらい(2時間48分ぐらい)のあたりに、それぞれ20人から30人ぐらいの比較的大きな集団がありましたが、私はもう少し前に行きたいということで、それらの集団も追い越していきました。
5kmまではほとんどずっと他のランナーを追い越す感じで走っていたので、気持ちはよかったですね。
ただ、先ほど述べたように、精神的な焦りからぎこちない走り、身体全体ではなく足だけでペースを上げる良くないフォームになっていたようで、その影響なのかキツさの割には思ったよりは自分のペースが上がっていないことで更に精神的な焦りにつながる悪い循環が始まっていたような気がします。
そして、5kmぐらいで何とかそこまでの平均ペースで3'55"/kmぐらいまで持ってこれたので、ここらで本格的に一緒に走る集団を探すことに。
■5km - 10 km 19:36(トータル 39:14)
5kmあたりで、3'55"/kmぐらいのペースで走る15人ぐらいの集団(2時間45分目標と思われる)と、その集団より100mぐらい前を進む、おそらく3'52"/kmぐらいで走る15人ぐらいの集団(余裕を持って2時間45分切りを狙う集団だと思われる)を発見。
3'52"/km集団につきたいけど、どうも先に述べた悪い循環に陥っていて、3'55"/kmペースあたりからうまくペースが上がらない。
なので、ペースを上げられそうと感じるまではしばらく、3'55"/km集団についていこうと。
6km過ぎたあたりで少しペースを上げられそうと思ったので集団の前に出て、そこから10km過ぎまでの4kmぐらいは集団を引っ張る形で、前を進む3'52"/km集団をみんなで追いかけました。
165cmの私が180cmぐらいの人たちの前に出て走っても何の風避けにもならないですが(笑)
この区間は比較的安定的なペースを継続して刻めることができていたので、皆さん、後ろについていただけたのかなと思います。
この区間は今回のマラソンで一番安定して比較的楽に走れたかなと思います。
引っ張っているとは言え、いつでも引っ張りを変われるという安心感、これぞ集団走の力ですかね。
8km付近で一旦、ゴールゲートをくぐるのですが、日本人の参加者が珍しかったのか、アナウンサーの方が、「Tetsuya from Japan!!」と大音量のマイクで叫んでくれました。
嬉しかったです!
思わず両手を挙げ声援に応えました。
本格的にチューリッヒ湖の湖岸を走り始める、10km地点あたりまではまだ元気だったので、この後、集団の皆さんと引っ張り合いこしながらこのペースを淡々と刻んでいければ、2時間45分を目指せると、この時は思っていました。
■10km - 15 km 19:48(トータル 59:01)
11km過ぎたあたり、それは突然やってきました。
目眩。
一瞬、ふらっとして、転びそうになりました。
フルマラソン中の目眩。
初めての経験。
ん?なんだ?
10kmを過ぎたあたりから折り返しの25km付近まではチューリッヒ湖の湖岸を南東に進むので、上り始めた太陽が眩しく正面に来る感じ。
最初はそれが原因かとも思ったのですが、少し気持ちも悪くなったので、原因は別か。
身体も急にあまり力が入らなくなったので、そこまでしばらく安定して刻んでいたペースが少し落ちました。
それを感じた集団の皆さんは私を追い抜いていったので、何とか集団の最後尾につこうと思ったのですが、急激にキツくなって、すぐに集団との間が開いてしまい、単独走に。
まだ残り30km以上もあるのに、暗雲立ち込める状態に。
目眩が少しマシになる瞬間があったので、その間にペースアップするもあまり上がらず。
少し走ると、また少し目眩がしてふらつく感じ。
そして、何か重石を頭から載せられたように身体全体が重くなりました。
それでも15km通過時点では、まだ何とか2時間46分を切れるペース(ここまでの平均ペース 3'56"/km)。
■15km - 20 km 20:34(トータル 1:19:35)
その後も何とかキロ4分は超えないように頑張ろうという思いはあったのですが、やはり身体が重く、十分な力が入らず、少しずつペースが落ちていきました。
ここは誰かの後ろにつかせてもらって、快復するまで引っ張っていってもらおうとも考えたのですが、周囲の皆さんはキロ4分を切るペースで私を追い抜いていくところ、キロ4分を切ろうともうまく力が出ない自分はとてもついていけず、一瞬ついてもすぐ離される。
そしてキツい状態での単独走。
結構辛かったですね。
普段から一人で練習しているので単独走には慣れっこなものの、他のランナーの皆さんの集団走の力の話しを耳にしているので、この時はその力を頼りたいと思いました。
そして、19kmあたりでは少し上り区間があったとは言え、ラップペースはついにサブ3ペースの4'15"/kmのペースに。
20km手前ぐらいで後ろから大きな足音が聞こえてきて集団に飲み込まれました。
最初の頃、追い越したキロ4分を少し切るペースを刻んでいた集団でした。
この集団にもあっという間に追い越され、引き離されていきました。
待って〜。
悲痛な叫びは届かず。
時折やってくる目眩も止まず、重い身体にもうまく力が入らず。
■20km - 25 km 20:57(トータル 1:40:32)
ハーフ通過 は、1時間24分09秒(平均ペース 3’59"/km)。
ここまでのペースで残りのハーフを行ければ、まだ、サブエガ(2時間50分切り)、2時間48分台にも滑り込めるとは朦朧とする頭でも計算できたのですが(単純に2倍するだけなので(笑))、今の状態だと、残りハーフをキロ4分で刻めるとはとても思えないような状況。
そうこうしているうちにまた集団に追いつかれました。
今度はサブエガを狙う集団でした。
初めの頃に追い越した時に、アジア系(おそらく中国系)の方が3名固まって走っていたのでよく覚えていました。
あ〜、最初の頃、無理して追い抜かずに、この方々と一緒に刻んでいれば、サブエガは行けたのかなぁと、この人たちについて行かないと自分の最低目標もクリアできないなぁと朦朧としている頭でぼんやり思っているうちに、あっという間に置いていかれました。
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25km付近の折り返しの前後に再び少し上りの区間があるのですが、もう速いペースで上る力なし。
その区間のラップはついに4'20"/kmを超えました。
すぐ後の下りの区間で挽回しようと思い、傾斜に任せてペースを上げようと。
それでもその区間のラップタイムで4'04"/kmまでしか上がらず。
ただ、この下り区間で身体が動かない状態で無理やり傾斜に任せて脚を動かしたことで、ここで、両足の太ももの前面が急激に固まりました。
太もも前面に板でも入ったかのようで、足を上げようにも動かない状態。
そして、その後すぐ、両足のふくらはぎもぴーんと固まり、両足が棒のような状態に。
それでも無理やり動かそうとすると、両股関節と、少し前に痛めていた左足アキレス腱・足首に痛みが。
おそらく前半、いつもと違うフォームで前を追いかけたツケが回ってきたのだと思います。
この下りで一気に両脚がダメになりました。
もう満身創痍の状態。
■25km - 30 km 21:31(トータル 2:02:03)
目眩が始まった11km以降は地獄と思ったのですが、この25km付近から残り17kmはもっと地獄でした。
時折まだ目眩は続いていて、頭はぼーっとして、重い身体にはうまく力が入らず、そして、両脚は棒のようになっていて、左足には痛みが。
ここで途中棄権も考えたのですが、今いるところはチューリッヒ中心部のスタート地点・ゴール地点から一番遠いところ。
まさか途中棄権することになるとは思っていなかったので、どんな感じになる(救護される)のかわからず(日本みたいに救護のボランティアの方が沢山いるような感じではなかったので)。
また、せっかくジュネーブからチューリッヒまで遠征してきて、しかも絶好のマラソン日和なのに、自分の走りができないという悔しい思いもあり、とにかく何としてもゴールまでは行こうと。
ほんとこの気力だけで残りの17kmを進んだ感じです。
■30km - 35 km 23:31(トータル 2:25:42)
このあたりは正直あまり覚えていません。
ラップタイムがどんどん落ちて、キロ4分半ぐらいになって、これって普段のジョギングのペースだ、でも、かなり辛い、ジョグってこんなにはぁはぁするんだっけ、1kmってこんなに長かったっけ?ゴールまでまだまだまだまだある、立ち止まりたくないけど止まりたい・・・とにかくネガティブ思考が朦朧としている頭の中をぐるぐる回っていました。
チューリッヒ湖岸の景色はとても綺麗で、あ〜、ここをもっと気持ちよく走りたかったなぁと思いながら。
■35km - 40 km 24:46(トータル 2:50:27)
ラップタイムはついにキロ5分台に突入。
普段なら気軽にお話ししながら走れるペースなのに、今日はもうしんどくて息も絶え絶え状態。
沿道の方もせっかく応援してもらっているのに、ほとんど反応できず。
この区間あたりだと思いますが、目眩がひどくなった時は、給水所も含めて、5回ほどついに立ち止まり、一旦、目を閉じて、少しマシになったら再び走り始める、ということをやりました。
本当は立ち止まりたくなかった、せめて歩きで抑えたかったとも思ったのですが、あまりにもフラフラ状態だったので、英断で立ち止まりました。
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38km付近でチューリッヒ中心街に戻ってきたのですが、そのあたりでついにサブ3のペーサーに追いつかれました。
これがほんとにほんとに最後の機会だ、この人についていなければと最後の気持ちを奮い立たせたのですが、もう身体は全く反応せず。
39km付近で、妻子がせっかく沿道に応援に来てくれていたのですが、手を上げるのが精一杯の対応。
(もっと良い走り、頑張りを見せたかったなぁ。)
40km付近で、Garminが示すゴール想定タイムがついに3時間を超えました。
■40km - ゴール 11:28(トータル 3:01:44)
最後の2.2km。
普段ならウォームアップの何でもない距離。
でも、この日はほんとに長い長い2.2km。
沢山の人が応援に来てくれていて、この中を颯爽と走りたかったなぁと思いながら、何とかゴールまで進もう。
その気力だけで前に進んで、ようやく、ゴール。
結果は、
- レース:42.195km(チューリッヒマラソン / Zürich Marathon 2022 フルマラソン)
- 時間:3時間01分44秒
- 平均ペース:4'18"/km
- 平均ピッチ:183spm
- 平均ストライド:127cm
2時間45分切り、サブエガどころか、サブ3もできず。
辛い4回目のフルマラソンになってしまいました。
以下、公式記録:
以下、Garminの記録:
11kmぐらいまではまずまずのペースでレースを進められていたのですが、その後はペースが徐々に落ちて、特に35km以降はかなり苦しい状況だったのが、ペース表によく表れていますね。
ゴール地点の状況です。
表彰台や屋外レストラン、スポーツ用品の出店が沢山ありました。
この環境にいると、大規模なマラソン大会が戻ってきたなぁと感じましたね。
ゴールして、しばらくしたら目眩は治りました。
相変わらず両足は棒のような状態だったので、着替えるのがかなり大変でした。
当日、フルマラソンの他に、ハーフマラソン、10kmマラソンも実施され、総勢参加者数は約1万人だったとのことです。
フルマラソンの最終的な参加者数は不明ですが、事前の情報だと約4,000名。
順位は、男女合わせてで299位、男性だけで278位、50歳から54歳カテゴリ(現在、51歳)で21位、日本人カテゴリで1位でした。
優勝者は2時間6分台。
途中、すれ違いましたが、めっちゃ速かったです。
フォームも美しかった。あんな風に走れたらいいのになぁ。
いただいたフィニッシャーメダルと大会Tシャツです。
Tシャツはadidasでなかなか格好いいです!
フルマラソン4回目にして、ワースト記録を作ってしまい、フルマラソンの本当の厳しさを思い知らされた大会でした。
そういう意味ではとても良い経験だったと思います。
フルマラソン前夜、チューリッヒのホテルの部屋で私はソファベッドで一人で寝たのですが、そのソファベッドがある部屋の窓を一晩中開けっ放しで寝ていたようです。
(後で妻子が気付いたようです。)
目眩の原因は本当のところはよくわからないですが、それが原因の一つかもしれません。
また、冒頭で記載しましたが、事前からの心労もあったような気がします。
更には、絶対に記録を出したいという気持ちも強すぎたのかもしれません。
両脚を痛めた理由は、先述もしましたが、焦りからの非効率なフォームでの前半の走りが要因かなと思います。
これまで30km以上の長い距離を走っても両腿の前面が故障することはなかったので、いつもと違う走り方になっていたのだと思います。
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次回は3週間後の、2022年5月15日 ジュネーブマラソン / Genève Marathon (フルマラソン)です。
正直、次回のレースもまた地獄を見るんじゃないかと怖い気持ちがあるのですが、残り少ない期間でしっかりと改善・準備をして、精神的にも強い気持ちを持って、頑張って立ち向かったみようと思います。
それこそフルマラソンの醍醐味ですよね、きっと。
そう信じて。
超長文を読んでいただきありがとうございました。
引き続き応援していただければ嬉しいです。
皆さんの応援が次への活力になります!
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※以下、後日の記載:
今回の目眩の要因ですが、過去の3回のフルマラソン前の調整状況(特に直前の食事面)を踏まえ、4回目の今回、異なった点を考慮すると、おそらく、機能性低血糖になっていたのかなと思います。
今回、過去3回に比べ、前夜の夕食、当日の朝食はほぼ炭水化物だけになってしまい、タンパク質や脂質はほぼなしという食事内容でした。
当日、スタート3時間前までに朝食、その後、モルテン(高濃度炭水化物)を少しずつ飲みながら、スタート30分前にモルテンのジェルも摂取。
その間、他のものは食べず、また、水も飲んでいません。
そのため、一旦、高血糖状態になり、フルマラソン開始してから、膵臓からインスリンが必要以上に分泌され、急激に低血糖状態になって
(スタートしてから11kmぐらいだったので、スタートしてから40分後ぐらい。なので、最後に高濃度炭水化物だけを摂取してから1時間ちょっと後なので、上記のリンク先にある症状説明のグラフにおける経過時間と合う)、
機能性低血糖の症状である、疲労感、頭痛、めまい、ふらつき、動悸、冷や汗、失神感、視界がぼやける、思考力の低下、落ち込み、などが現れたのだと思います。
なので、18日後の次回フルマラソン時の直前の食事については、炭水化物をいつもよりは多めに摂るものの、高濃度系の飲料やジェルのみにせず、タンパク質や脂質(特にタンパク質)も摂るようにして、また、水分も摂っておくようにしたいと思います。
(過去3回の時はそれをやっていたのですが、今回は、体重を増やしたくない(直前時期に目標体重よりも重かったため)気持ちが強く、炭水化物のみを摂取したいということに固執してしまったのが要因だと思います。)
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