2022年10月2日に開催された
AbbottWMM Wanda Age Group World Championships (世界年代別選手権)
についてのレポートです。
長くなりそうなので、まずはスタートまで。
AbbottWMM Wanda Age Group World Championships (世界年代別選手権)
についてはこちらをご覧ください。
ロンドンマラソン・エキスポ、
世界年代別選手権ウェルカム・レセプション
についてはこちらをご覧ください。
レース当日の服装はこんな感じです。
先日初めて購入したばかりの、Nike ZoomX Vaporfly Next% 2 を履きます。
ゼッケンは前にTCSロンドンマラソンのもの、後ろに年代別世界選手権のものを付けます。
年代別選手権を争っている皆さんの間では、抜かれた時に(背中が見えた時に)自分と同じ年代カテゴリかがわかるということですね。
年代カテゴリは、40-44, 45-49, 50-54, ...というように5歳刻みです。
一番上は80+(80歳以上)!!
レース当日、40-44世代がやはり若いので速い方が多く、その方々に抜かれるのは気になりませんが、55-59世代の人に抜かれた時は、おー、負けたくない、とちょっと思いましたね。
でも、世界にはその世代でもかなり速い方がいらっしゃいます。
私も今後ももっと精進しなきゃ!
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今回、カーボローディングについては軽くという感じで、2日前から少し炭水化物の割合を増やしました。
当日の朝は、モルテンの粉末を溶かした飲み物と、エネルギーバー、バナナ、牛乳、ビタミンジュース。
そして、今回は、ビタミン+鉄分の錠剤を服用してみました。
どうしても外地となると、ビタミン不足になるし、鉄分が不足するとフラフラするからです。
最後の極め付けは、妻お手製のカステラ!
カステラは欧州ではほとんど手に入らないのですが、フルマラソン当日の朝には最適な栄養バランスを持っているので、時々、ケーキ作りが得意な妻に作ってもらっています。
そう言えば、カステラを食べなかった時は後半失速しているかも!!??
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1ヶ月ほど前から軽く両足の足底腱膜炎を患っていて、結局、レース当日まで治らず。
加えて、前々日、ロンドンに入ってから、なぜか急に両足の太もも前面と横に強烈な張りが発生。
変な歩き方になるぐらいにひどいもの。
(年代別世界選手権に出場していた方の話しでは緊張じゃないかと。自分ではあまり緊張している感じはなかったのですが、いつの間にか足に力が入っていたのかもしれません。)
前日になっても改善しなかったので、これだとまともに走れないと泣きそうでした。
ここまでの準備が全て水の泡になるのは嫌だということで、急遽、ロンドンの薬局チェーン、bootsに行って、消炎剤を購入。
1日に3回塗り塗りしました(足底にも)。
嬉しいことにその効果が出てくれて、レース当日の朝は痛みはなく、若干の違和感ぐらいに治まったので、何とか走れる!
ほんと、嬉しかったです。
またまた泣きそうでした。
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ロンドンマラソンのスタート地点には鉄道で行くのが一番近いのですが、ロンドンマラソンの前日の10月1日に、ロンドンの鉄道が大規模ストライキをやって、その次の日の朝も影響が出るかもとの情報があったので、直前までどのルートで行こうか迷っていました。
結局、リスク回避で、地下鉄だけを利用するルートで向かいました。
地下鉄の駅からスタート地点までは少し歩くのですが(2kmぐらい)、ウォームアップと考えればいいと。
そして、念のため、少し早い時間にホテルを出発。
地下鉄は順調で、予定どおり、スタート地点の最寄駅に到着できました。
ほっと一安心。
スタート地点はグリニッジ天文台があるグリニッジパークで、駅からは他のランナーの皆さんについていく形でスタート地点を目指しました。
グリニッジシアターとありますね。
グリニッジパークの入口に到着。
公園の中を進みます。
約42,000人が参加する大会なので、スタート地点は赤、青、緑の3ヶ所に分かれていました(実際は黄もあって、4ヶ所)。
私はブルースタートなので、そちらを目指しました。
グリニッジパークは初めて来ましたが、だだっ広い。
芝生以外にほとんど何もないです。
実は前日までレース当日の天気予報は雨だったのですが、当時朝の天気予報では曇りに変わっていました。
これ、雨だったら、屋根がないところに約42,000人が集まるので、みんな着替えとか準備とか大変なことになったなと思いました。
今回はロンドンの天気の気まぐれに感謝!
かなり広い芝生スペースの好きなところで着替えや準備。
と思っていたら、アナウンスが流れて、Championship(年代別世界選手権)に出る人の場所は別だよと。
え?事前に聞いてない。
でも、芝生の中にある看板には確かにブルースタートとは別のように記されていました。
近くにいた係員の方に聞いて、ブルースタートの更に奥の方に進んだところに、年代別世界選手権に参加するランナー専用の場所がありました。
そのChamipionship専用エリア入口で懐かしい方に遭遇!
docomoの方で、以前ジュネーブ赴任前に仕事で知り合って、マラソン好きを聞いていました(その時は私はまだマラソンを始めていなかった時期です)。
この方はサブエガランナーで、世界6大メジャーのベルリン、ニューヨークシティ、ボストン、シカゴ、東京を既に走っていて、今回のロンドンを走ると、全制覇という凄い方です!
久しぶりに会えて良かった!
もう一人の方は、自己ベストが2時間30分を切っている超速いランナーの方で、RunTuberのたな〜さんから師匠と呼ばれている方。
今回知り合いになれて光栄です!
この年代別世界選手権専用エリアで着替え、準備をしてバッグを預けて、スタート30分前ぐらいからウォームアップ開始。
動的ストレッチと軽い動き作りをやった後、芝生の上を1.5kmほどジョギング。
3本、流しを入れておきました。
ウォームアップの感じでは、足底と太ももの状態は少し違和感は残っているものの、なんとか大丈夫そう。
Championshipの参加者が並び始めたので、私も列に。
我々の列の横で、エリートランナーの方々がウォームアップをしていました。
いつも私はスマホを持って(腰のFlipbelt)に入れて走るので、写真が撮れて良かったです。
(でも、これを周囲のランナーに話したら、びっくりしていました。ほとんどの方はスマホは持たずに走られるんですね。)
二岡康平(中電工)選手(11位(2:14:18))、
岡本直己(中国電力)選手(13位(2:15:05))もすぐ横に。
(残念ながら、日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)選手は欠場。)
そして、キプチョゲ選手に続く世界歴代2位の記録を持つ、Kenenisa Bekele / ケネニサ・ベケレ(エチオピア)選手(5位、2:05:53)も!
(Mohammed "Mo" Farah / モハメド・ファラー(UK)選手は残念ながら欠場。)
ベケレ選手のこのタイムは40歳以上の世界記録とのことです。
一緒にスタート列に並んだdocomoの方に写真を撮ってもらいました。
このスタートゲートのすぐ前にエリート選手が並びました。
我々、Championship参加者はそのすぐ後ろからスタートできました。
(もう少し早くから並んでいれば、エリート選手のすぐ後ろにいることができましたね。)
このChampionship参加者の後から、ブルースタートの方々がスタート。
年代別世界選手権の参加者はスタートまでの待ち時間がほとんどなく、とても優遇されていました!
この右側がエリートランナー、左側がChampionship参加者。
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妻がBBC放送を録画してくれていたので、確認したところ、少し映っていました。
(『ウォーリーをさがせ!』を楽しんでください(笑))
先の日曜日に走ったロンドンマラソン。
— Tet - スイスで走る、歌う弁理士 (@tetchiba) 2022年10月5日
妻がBBCの映像を録画していてくれました。
蛍光イエローのシャツが少し映っています。コースの真ん中の看板の横あたり。エリート選手のスタート後、15秒後ぐらいでスタートしています。
ウォーリーをさがせ!をお楽しみください。 pic.twitter.com/CCGU9UHSe4
次に続く。
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