Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

フルマラソン・レースレポート(2023年4月23日 チューリッヒマラソン)

先日4月23日に走ってきたチューリッヒラソンのレポートです。

いつものように(笑)長文ですのでご興味あれば、

お時間ある時にでもお読みください。

 

レースの概要・コースの案内は、以下をご覧ください。

tetchiba.hatenablog.com

 

先に結果については、速報でお伝えしたとおりです。

tetchiba.hatenablog.com

 

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ジュネーブからチューリッヒまでは電車でも車でも約3時間。

昨年は車で向かいましたが、昨年と異なり、

今回はスイス国内の電車代が無料になるということもあり、

前日に電車で向かいました。

 

小雨模様でしたが、世界遺産のぶどう畑やスイスの田園風景を

車窓から観ながらチューリッヒに向かいました。

 

ビブ(ゼッケン)の受け取り場所はチューリッヒ中央駅のすぐ近くで、

スポンサーの1社である、スイスのスポーツ用品販売会社大手の

OCHSNER SPORTの店舗(屋外の臨時建物含む)でした。

 

同じショッピングモール内には一般向けのボクシングジムがありました。

女性の方も沢山いらっしゃいましたね。

エクセサイズ・ダイエットとかストレス解消に人気があるようです。

 

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さて、ここから当日です。

 

当日も少し小雨模様。

でも、気温は10度前後と絶好のマラソン日和。

 

スタートが午前8時なので、起床は4時間前の午前4時。

朝ご飯として、バナナ、エネルギーバー、牛乳、ビタミン飲料と、

妻お手製のカステラ(欧州ではカステラはほとんど手に入りません)。

余分なものが入っていない、美味しいカステラなので

妻には感謝です。

 

朝食後、割としっかり目に全身ストレッチ。

 

その後、午前6時頃にはホテルをチェックアウトして、

旅行荷物をチューリッヒ中央駅のコインロッカーに預けて

(今回のホテルはアパートメントホテルだったので、

 荷物を預かってくれるサービスがない。)

2駅、電車に乗りました。

 

スタート地点とゴール地点が1.5kmほど離れていて、

ゴール地点の近くに荷物を預ける仕組みになっているので、

先にゴール地点に向かいました。

(駅から2km弱、歩いたかなと思います。)

 

ゴール地点の近くに、サッカーのFIFA MUSEUM。

 

ゴール地点ですね。

 

ラソンビレッジの入口。

 

荷物預けのテントですね。

 

チューリッヒ湖を眺められる長椅子に座って、着替え。

 

荷物を預けた後、動的ストレッチと動き作りをやって、

約1.5km先のスタート地点に向かって、

ウォームアップジョグと、短めの流しを3本ほど。

スタート地点はチューリッヒ湖に川が流れ込む橋の上。

チューリッヒの中心部ですね。

 

Aブロックは申請オフィシャル持ちタイムが3時間15分内となってましたので、

入ることができました。

 

少し早め(といっても10分ほど前)に並んだので、

Aブロックの前の方、招待選手(数分前に皆さん、集まってきました)

のすぐ後ろに陣取ることができました。

 

ジュネーブ代表ということで、ジュネーブラソンのシャツを着て走りました。

 

オフィシャルビデオに映っていました(開始7秒ぐらいのところ)。

www.youtube.com

 

例年のように、ノリノリのカウントダウンの後、スタート!

 

以下、タイムはGarmin(と連携しているSTRAVAのラップ表示)。

 

■スタート - 5 km  19:44

 

直前のテンポランやTペース走の状況、

それから当日のウォームアップジョグや流しでの感触から、

キロ4分ペースで行けるところまで行こうという目標にしました。

 

最後まで行ければ、サブエガ。

早い段階で垂れ始めるとサブ3も達成できないかも。

 

でも、それを怖がって最初からサブ3ペースで行くのではなく、

挑戦する方を選びました!

 

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スタート直後、招待選手の皆さんや周囲の一部の皆さんは、

一瞬の間に視界から消えていきましたが、

こちらは焦らず、抑え気味にスタート。

 

平均でキロ4分を少し切るぐらいのペースで、

最初の5kmはかなり良い感じで入ることができました!

 

普段の10kmのペース走(テンポラン)よりも少し遅いペースなので、

気持ち的にも楽に、ゆったりしたフォームで走れたかなと思います。

 

■5km - 10 km  19:50(トータル 39:34)

 

5kmを過ぎたあたりで、周囲の顔触れが固定してきました。

 

招待選手の女性(皆さん、給水所で専用のボトルを置いてました)が3名と、

男性が10名ちょっと。

 

50mほど前にも男性の10名弱ほどの固まり。

 

両集団ともキロ4分を少し切るぐらいのペースで

安定的に進んでいて、皆さん、サブエガ狙いという感じ。

 

女性の方がいらっしゃると、ペースの上げ下げがほとんどないので、

とても楽に走れます。

2時間50分のペーサーはいないので(ペーサーは3時間以上)、

良いペーサーになっていました。

大変感謝です!

 

昨年は集団の先頭を引っ張ることも多々あったのですが、

今回は無理せず、かなり集団の中で走らせてもらいました。

 

■10km - 15 km  20:06(トータル 59:39)

 

10kmを超えると、チューリッヒ中心部から郊外に向かう、

チューリッヒ湖岸の直線的コースになります。

 

景色やコースの状況にあまり変化がないのと、

10kmを過ぎて少し疲れが出てきたのか、

少し集団全体のペースが落ちてきました。

 

私は、昨年、突然のめまいが起こった11kmあたりを無事通過し、

今年はまだ余裕があったので、少し集団の先頭にも回りましたが、

集団のペースが落ちたといっても、

まだ平均ペースではキロ4分ペースよりも速かったので、

集団から飛び抜けることはせず、

集団と一緒に走る道を選びました。

 

昨年はめまいにやられて、

このあたりからほとんど苦行の走りだったのですが、

今年は楽しく走れてる!

 

感謝をしながら笑顔で走っていました。

 

■15km - 20 km  20:01(トータル 1:19:40)

 

引き続き、チューリッヒ湖岸のほぼ直線コースにて

キロ4分ペースでの集団走。

 

15kmぐらいまでは呼吸も足腰も比較的楽だったのですが、

15kmぐらいを過ぎて、足腰に少し疲れが出てきました。

 

ただ集団の中で安心して走れていたからか、

呼吸はマシでした。

 

なので、集団の力を借りて、何とか前の人にくっついて行けるよう

腕を振って上半身を動かして、連動の力で足腰を動かしていました。

 

■20km - 25 km  20:08(トータル 1:39:48)

 

ハーフ通過は、1時間24分37秒(平均ペース 4’00"/km)

(公式タイム。Garminの表示ではもう少し速かったです)。

サブエガに向けて良い感じ。

 

と思っていたのも束の間、

24kmあたりから足腰の重さが酷くなってきました。

(攣りそうとか、固まったとかいうのではなく、

 単に動かなくなってきた。)

 

今年2月後半のバルセロナ・パリ出張の直前のめまいに始まり、

高熱、そして、1ヶ月以上、咳喘息の症状が出て、

深い咳が止まらず、ランニングはほとんど休み。

 

通常、毎月350〜400kmを走ることが多かったのが、

今年3月は月間走行距離は112kmに。

 

しかもほとんどジョグで、今回のチューリッヒラソン前の

20km以上のロング走は、3/19と4/9にハーフを走っただけ。

 

この影響が出てきました。

 

足腰がもたなくなってきました。

3月の間に、筋力がかなり低下したようです。

完全に筋持久力不足ですね。

 

25km付近の折り返しの前後に少し上りの区間があるのですが、

その上り以降、キロ4分を維持できなくなり、

集団から遅れ、単独走に。

 

■25km - 30 km  21:32(トータル 2:01:20)

 

そこまで集団走で楽させていただいていたので、

単独走になったらその反動で一気に苦しさが増えました。

 

呼吸はそれほどでもないのですが、足腰が動かなくて。

 

Garminはゴール予想タイムとそこまでの平均ペースの表示

を見ながら走ることが多いのですが、

苦しくなり始めてからは、

今走っている1kmの想定ラップタイム表示に切り替えて、

残り距離を意識しないようにして、

できるだけ目の前の1kmのラップタイムを

できるだけ落とさない、という点に注意して走りました。

 

この方法、ここ1ヶ月以上、ろくに走れていなかった時に

思いついた方法で、何度か試してみたところ、

自分のお尻を上手く叩けることができたので、

本番でも苦しくなったら試してみようと思っていました。

 

■30km - 35 km  22:52(トータル 2:24:13)

 

リアルタイムの1km想定ラップタイムでお尻を叩きながら、

何とか、4分半は超えまいと頑張ってたのですが、

足腰の動かなさがどんどん酷くなって

4分半を超え始めました。

 

昨年のチューリッヒラソンジュネーブラソンローザンヌラソンで、

要因は違えど、後半同じようなズルズル大失速で、

いずれも3時間0分台とか3時間1分台、

という悔しい記録に終わってしまっていたことを思い出しました。

 

今年も同じか。。。

と思うとそうなってしまう、

ダメだ、今年は改善するんだ!

 

と苦しくなる度、自分に言い聞かせ、

ラップタイム表示だけでなく、自分の心でも自分のお尻を叩きました。

 

■35km - 40 km  23:25(トータル 2:47:38)

 

このあたりは、何度か足腰のキツさがピークになり、

止まりかけましたが、

今年は止まらない、歩かない、と言い聞かせ、

一旦キロ6分ぐらいに落として、少し回復したら、

また、キロ4分半を目指して、身体全体を動かす、

そんな感じで走り続けました。

 

38km付近でチューリッヒ中心街に戻ってきたら、

観客の皆さんの数も増えてきて、みなさん、

がんばれ、と声がけしてくれる。

 

なんともありがたい。

 

そのエールの力をもらって、何とか足腰を動かす。

 

■40km - ゴール  11:31(トータル 2:59:09)

 

途中から予想ゴールタイムの表示は見ていないので、

果たして今、どのぐらいでゴールができるのかわからない。

 

サブ3のペーサーさんには抜かされていないので、

ギリギリ飛び込めるのか。

 

でも、今、予想ゴールタイムを見たら

逆に安心して歩きそうになる。

 

そんな感じで引き続き1kmのラップタイムだけ見て走り続ける。

 

そして、ゴールゲートが見えた。

 

タイム表示が小さくて(自分の意識も朦朧としているので)

よく見えない。

 

でも、under 3 hours, Go!、というようなアナウンスが聞こえた感じがする。

今回は後半大失速しても、3時間0分台とか1分台にならなくて済む、

がんばれ、と自分に最後の発破をかけて、

力を振り絞って、ゴールゲートへ向かう。

 

そして、ゴール。

 

結果は、

 

 

何とかサブ3を死守できました!

 

ゴール直後の様子。

サブ3のペースメーカーとサブ3をギリギリ達成した方々のゴールシーン。

 

以下、公式記録:

 

男女全体で216位、男性だけで201位でした。

 

 

50代男性で210人中17位でした。

 

 

日本人の中では2位でした。

 

以下、Garminの記録:

 

いただいたフィニッシャーメダルと大会Tシャツです。

Tシャツはスポンサーのonのもので格好いい!

更に、スポンサーのスポーツショップのサービス券もいただけたので、

onのランニング用靴下を購入しました。

 

レース後、おひとり様お疲れさま会。

 

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直前時期の長く続いた体調不良により、

出走自体も危なかったですが、

何とか走れることができ、

更に、ギリギリですが、サブ3を達成でき、

昨年のリベンジを果たせたことは嬉しい!

 

これも自由気ままに走らせてもらえている

家族のおかげです。

ありがとう。

 

 

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