Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

フルマラソン・レースレポート(2023年5月7日 ジュネーブマラソン)

先日5月7日に走ってきたジュネーブラソンのレポートです。

いつものように(笑)長文ですのでご興味あれば、

お時間ある時にでもお読みください。

 

レースの概要・コースの案内は、以下をご覧ください。

tetchiba.hatenablog.com

 

先に結果については、速報でお伝えしたとおりです。

tetchiba.hatenablog.com

 

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天気は小雨予報でしたが、結局、雨は降らず、

むしろ、時折、晴れ間が出ている時もありました。

 

気温はスタート時、17度で、その後、20度ぐらいまで上がったかな。

ただ、湿度が高く、蒸し暑い状況。

目標タイムについては、+3秒/kmぐらいかなと感じました。

tetchiba.hatenablog.com

 

スタートが午前9時なので、起床は4時間前の午前5時。

朝ご飯として、バナナ、エネルギーバー、牛乳、BCAA(アミノ酸)飲料と、

妻お手製のカステラ(欧州ではカステラはほとんど手に入りません)。

余分なものが入っていない、美味しいカステラなので

妻にはいつもながら感謝です。

 

朝食後、かなりしっかり目に全身静的ストレッチ。

 

その後、午前7時半頃に自宅出発。

バス、トラムと乗り継いで30分弱でスタート地点の最寄駅に到着。

最寄駅からスタート地点付近までの約500mは軽くウォームアップ・ジョグ。

 

スタート地点についたらすぐハーフマラソンのスタート時間でした。

 

ジュネーブのラン友さんが3名参加しているのですが、

人が多すぎて見つけることができず。

Whats Appでいってらっしゃいメッセージを送りました。

 

スタート地点の横には、砂利道ですが、

ウォームアップのジョグができる歩道がありました。

 

スタート地点の横で、動的ストレッチと動き作りをやって、

約1.5kmのウォームアップジョグと、短めの流しを3本ほど。

 

スタート地点はちょっとした上り坂になっていました。

 

招待選手のエリートランナーのウォームアップに出会しました。

黒人選手の流しはめっちゃ速かった。

軽い感じなのですが、バネ感がすごくて、

私の100m全力疾走よりも速いんじゃないかなというスピードでした。

 

Aブロックは申請オフィシャル持ちタイムが3時間内となってましたので、

入ることができました。

 

スタート20分前に入ったのですが、まだまばら。

スタート5分前ぐらいにどっと皆さん入ってきました。

 

かなり背の高い方に写真を撮っていただいたので、

なんだか不思議なバランスの写真になってしまいました(笑)

 

スタート前の様子(動画)。

 

オフィシャルの写真に写っていました。

(ただ、変な表情(笑))

generaligenevemarathon.com

 

 

そして、スタート。

 

以下、タイムはGarmin(と連携しているSTRAVAのラップ表示)。

 

■スタート - 5 km  20:10

 

2週間前にチューリッヒラソンを走ったところなので(2時間59分09秒)、

最近の体調、自分の実力も加味して、

目標は2時間55分切り、最低でも連続サブ3の確保に挑戦。

4'00/km〜4'05"/kmぐらいで前半進んで、

後半少し落ちても目標を達成するという目論見でスタート。

(ただ、気温と湿度とから+3秒/kmになるかもという思いでスタート。)

 

スタート地点がちょっとした上り坂だったので、

できるだけ足腰に余計な力が入らないように、

リラックスを心がけて走り出しました。

 

2週間前のチューリッヒラソンの疲れが深いところで残っていたのか、

足腰の動きはちょっと重い感じ。

 

ただ、このペースであれば、呼吸が楽な感じだったので、

予定どおり、平均4'02"/kmペースで進めました。

 

 

■5km - 10 km  20:06(トータル 40:16)

 

田園地帯に入り、少し上り下りあり。

できるだけ余計な力を使わないよう、

上り区間も下り区間も平坦と同じ出力で走ることを心がけました。

 

あとでSTRAVAで分析したら(GAPという、上り・下りのペースを平坦なペースに置き換えて表示するサービスがあります)、

上りも下りもキロ4分付近の出力で走れていたようです。

 

平均ペースがキロ4分よりも少し遅いペースで進んでいたので、

少し前に、サブエガを目指してキロ4分ぐらいで刻んでいる

20名ぐらいの集団があって、

序盤のまだ体力が残っている状態なので、

追いつけないことはなかったのですが、

今回はここは我慢して、無理して追いつこうとしませんでした。

 

代わりに周囲には数名、同じぐらいのペースで走っている方たちの

顔ぶれが揃ってきたので、この方々としばらく一緒に走っていました。

 

 

■10km - 15 km  20:23(トータル 1:00:39)

 

このあたりも大きくはないのですが、

上り下りの区間がいくつかあり、

徐々に体力が奪われていって、

ペースが少しずつ遅くなっていきました。

 

呼吸は大丈夫なのですが、足腰が疲れてきましたね。

 

一緒ぐらいのペースで走っていたランナーの皆さんも

一人二人、遅れ始め、15km付近では、私含めて3名になりました。

 

その3名で引っ張り役をかわるがわるやって、

ラップタイムが落ちるのを何とか防いでいた感じです。

 

 

■15km - 20 km  20:06(トータル 1:20:45)

 

下り区間を使って何とかラップタイムを目標タイムに戻していましたが、

あきらかに疲れが出てきました。

 

一緒に走っていた他の二人も疲れたのか遅れ始め、

ついに3名はばらけてしまって単独走に。

 

 

■20km - 25 km  20:36(トータル 1:41:21)

 

ハーフ通過は、1時間25分48秒(平均ペース 4’04"/km)

(公式タイム。Garminの表示ではもう少し速かったです)。

 

2週間前のチューリッヒラソンより1分ぐらい遅いタイム。

 

単独走になると足腰の重さがグッと大きくなってきました。

 

チューリッヒラソンと同じような感じで、

24km付近からラップタイムが目標タイムから大きく遅れ始めました。

 

チューリッヒラソンの時にもやったのですが、

Garminの表示を想定ゴールタイム表示から、

直近の1kmのラップタイムだけ表示する画面に切り替え、

とにかく目の前の1kmに集中して、

できるだけ4'15"/kmを超えないように頑張りました。

 

 

■25km - 30 km  21:25(トータル 2:02:47)

 

28km手前の上り坂で結構疲れて、

30km手前でかなり足腰がしんどくなってきたので、

数十m、キロ5分を超えるようなペースに一旦落として、

また、ペースを上げるという戦法に出ました。

 

先日のチューリッヒラソンでも

これがまずまず有効だったので。

 

ただ、サブ3ペースの、4'15"/km以内を維持することは難しくなってきました。

 

 

■30km - 35 km  21:26(トータル 2:24:13)

 

この30kmあたりから32kmあたりが

今回のマラソンでは一番キツかったですね。

 

あと10kmちょっとなんだから大したことないだろ

と自分にハッパをかけるも、

どこかがつるとか、痛いとかではなくて、単に足腰が動かない。

 

そして、その影響で呼吸も乱れてきました。

 

この時点でチューリッヒラソンよりも少し遅いタイムなので、

このまま落ちるとサブ3を達成できない。

 

結構、焦っていましたね。

 

33kmから34kmあたりでずっと下り坂が続くのですが、

ここ、迷いました。

 

抑えて、その後のための体力を温存すべきか、

一か八かペースを上げてみるか。

 

長い坂区間に入る前に、そんなことを考えた時に、

身長2m以上あるランナーの方に追い抜かれました。

 

デカイ。

 

でも、歩幅を狭めているので、ピッチ数はあまり変わらなさそう。

身体が大きい分、ゆったりと走っているように見える。

 

この方についていけば、ゆったりとしたフォームで

気持ちの焦りも少なくなるのではないかと。

 

これが大きかったです。

 

最初は頑張ってついていったら、

その方のペースが落ちたので、

並走する形になり、下り坂に入りました。

 

その走っている姿を見た沿道の方々は

大人(2m以上)と小人(165cm)がテンポを合わせて走っている

滑稽な感じに見えたと思います(笑)

 

その方は下り坂が苦手だったのか、

少しランデブーした後、遅れ始めました。

 

私は下り坂の勢いに乗って、

腕を振ってピッチを上げて、ペースを上げていきました。

(この辺りの様子は後述の事務局作成ビデオに写っています。)

 

下り坂の恩恵を受け、キロ4分を切ることができ、

レマン湖ジュネーブ湖)の湖岸に下りてきました。

 

35km終わったところで、

トータルでチューリッヒと同じぐらいのタイムに。

 

 

■35km - 40 km  22:42(トータル 2:46:55)

 

30kmを過ぎて足腰がかなり疲れている状態で

長い下り坂を勢いよく下りてきたので、

平坦な区間にきてしばらくしたら

足腰の辛さが一気に出てきました。

 

止まりそうになりましたが、

ここはグッと我慢して、何とか止まらず、

一旦、数十mだけキロ5分以上にペースを落として、

再びペースを上げる作戦をまた何度かやりました。

 

この湖岸の道はいつも走っているコースなので、

距離感が掴めます。

 

なので、あとあそこまで頑張ればゴールできるんだ、

という気持ちを持つことができて、

それでなんとかかんとかペースの落ち幅を少なくしていた感じです。

 

38kmぐらいからはジュネーブ旧市街、新市街を走るので、

沿道の方の数が増え、応援も増え、

また、残り4kmぐらいだという気持ちもあり、

徐々に少しですが、ペースを上げることができました。

 

ここでチューリッヒラソン(2時間59分9秒)と差が出ました。

 

前半、チューリッヒラソンの時よりも、

遅いペースを刻んでいたので、

その分、後半に体力がほんの少し多く残っていたようです。

 

逆に言うと、その時の自分の実力・体調に比べて、

ハイペースで突っ込むと余計に後半に影響が出るんだな、

ペース設定(特に入りのペース)は重要だと感じました。

 

 

■40km - ゴール  10:35(トータル 2:57:30)

 

残り2kmぐらいから同じペースぐらいで走る方2名と集団になって、

互いに引っ張りを交代しながらゴールを目指しました。

(二人とも若いランナーだったので、最後の数百mで抜かれましたが。。)

 

ゴールまであと数百mのところに、妻子が応援に来てくれていました。

(背景に、ジュネーブ名物のレマン湖ジュネーブ湖)の大噴水が写っています。)

 

もう足腰が動かない状態でしたが、一所懸命、動かしました。

 

ラスト200mはモンブラン橋の上。

多くの方が応援してくれる中、最後の力を振り絞って走りました。

 

そして、ゴール。

 

結果は、

 

 

2週間前のチューリッヒラソン(2時間59分9秒)よりも良いタイムで、

2戦連続サブ3を達成できました。

 

昨年は同じチューリッヒラソンジュネーブラソンとも

惜しくもサブ3を逃したので、

今年、両方ともリベンジを果たすことができました!

 

嬉しい!!

 

 

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ジュネーブラソン事務局が各ランナー向けに

素敵なまとめビデオを作ってくれました。

t6q6n.app.goo.gl

 

 

以下、公式記録:

 

男女全体で64位、男性だけで60位でした。

50代男性で250人中6位でした。

日本人の中では1位でした。

 

 

以下、Garminの記録:

 

走ったコースのビデオ(Garminアプリ製)。

 

いただいたフィニッシャーメダルです。

 

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今春のフルマラソン参加はこれで終わりです。

 

直前時期に体調を壊していたにもかかわらず、

チューリッヒラソンジュネーブラソンとも

サブ3を達成できたので、とても嬉しいです。

 

しばらくは練習メニューはゆったり目にして、

夏以降、また、その後のレースに向けて準備をしていこうと思います。

 

長文お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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