Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

【レースレポ】2023/10/21 世界年代別選手権(予選) バーチャルレース@駒沢公園(ナガソエ練)

 

世界年代別選手権。

 

昨年2022年10月、ロンドンマラソン兼世界年代別選手権に招待してもらい、

そこでの記録(2時間47分55秒)が良かったので、

先日開催された2023年のシカゴマラソン兼世界年代別選手権への招待状も

いただきました。

 

参加登録し、ホテルも確保していたのですが、

その本番前に、スイス・ジュネーブから日本への帰任となり、

日本に帰国してからは、公私ともども色々忙しくなってしまい、

家族の事情もあって、シカゴマラソンへの参加は取りやめました。

 

世界記録も出た大会だったので、走りたかった。

 

そして、来年は、新たに、世界6大マラソンに加わるかもしれない

(実際に加わると世界7大マラソン?)

シドニーラソンで、世界年代別選手権が開催される予定とのこと。

 

私の年代(50歳〜54歳カテゴリ)だと、

世界中で指定された大会で2時間48分を切れば招待状をいただけるようで、

それ以外では、その決められた大会での成績上位者、

そして、その決められた大会以外に、春秋に開催される

バーチャルマラソンでの成績上位者に招待状が送られるとのこと。

 

世界で決められた大会には、私が今春にスイスにて参加した

ジュネーブラソンチューリッヒラソンも含まれていて、

それぞれ2時間57分台、59分台の持ちタイムがあるものの、

招待状をいただけるかどうかは微妙なライン。

 

春のバーチャルマラソンはちょうどジュネーブラソンの時期と重なっていたので、

春のバーチャルマラソンの成績としては、2時間57分台。

これまた招待状をいただけるかどうか確信が持てないタイム。

 

なので、最後のチャンスであるこの秋のバーチャルマラソン

参加することにしました。

 

9月24日から11月5日のどこかで走ったGPSデータを

専用アプリに紐付けて成績提出し、

認めてもらえれば、それが持ちタイムになります。

 

9月末頃は残暑厳しく、とてもタイムを狙えそうにない。

 

11月12日には世田谷246ハーフマラソンにエントリーし、

初の日本でのレース、初のハーフマラソンレースなので

大事に参加したい。

 

ということは、フルマラソンからの最低限の回復期間として、

11月12日から2週間前までには終わらせておきたい。

 

ということで、3週間前である10月21日に

バーチャル・フルマラソンを走ることに決めました。

 

ただ、厄介なのは仕事。

 

海外(特に欧州)との仕事をしている関係で

日本時間深夜(欧州は日中)まで続くオンライン会議が多く、

10月21日の前の週は5日連続で、深夜1時から2時ぐらいまで。。

トホホです。

 

でも、もうその日に決めたからやるっきゃない。

睡眠不足、日本にいながら時差を感じる生活の悪条件は吹き飛ばしてしまえ!

 

ということで、予定どおり10月21日にフルマラソンを走ってきました。

 

スイス・ジュネーブでもバーチャルマラソンに参加しましたが、

一人で走るのはなかなか大変でした。

かなりキツかった。

 

日本に帰国してから、

私がいつも走っている自宅から近い駒沢公園の周回ジョギングコースは、

1周2194m(通常、2138mだが、現在工事中)とのことですが、

GPSで測定すると、概ね2160mぐらいになることが多いので、

GPSデータが必要なバーチャルレースにはあまり向いていない。

 

日本に帰国して今から1ヶ月半ほど前から

その駒沢公園をベースにしている

東京(いや日本)有数の実力派ランニング練習会である

ナガソエ練習会に参加させていただいています。

 

その練習会では、細かくペース設定で組み分けされ、

ペーサーが指名された15人弱のグループで

20kmから35kmぐらい走る方が多い。

 

また、ボランティアの方、短い距離で練習を終えられた方々が

給水のサポートをしていただける。

(ありがとうございます!)

 

駒沢公園周回コースでGPSの測位精度で走る距離が伸びる

(フルで約600m)デメリットよりも、

ナガソエ練の力を借りさせていただくメリットの方が大きい。

何よりも、途中まで集団で走れる喜びがある。

 

ということで、ナガソエ練を利用させていただき、

フルマラソンを走ることにさせていただきました。

 

ナガソエ練の皆さま、ありがとうございました!

 

■スタート - 5 km  20:18

■5km - 10 km  20:24(トータル 40:42)

■10km - 15 km  20:26(トータル 1:01:08)

■15km - 20 km  20:17(トータル 1:21:25)

■20km - 25 km  20:11(トータル 1:41:37)

ハーフ通過が、1時間25分48秒ぐらい

 

このあたりまでは、15人から10人ぐらいの集団走。

毎週の練習会の雰囲気。

 

この段階では周囲の人にもフルマラソンを走ることを伝えてなく、

自分の中でもあまり気負い過ぎないよう

普段の練習会の気持ちで走りました。

 

心拍数は145前後で、心肺的にはかなり楽な感じで、

淡々と走らせていただきました。

 

ペーサーの方は1周のタイムでペーシングされていて、

キロ4分で走っていただいていたのですが、

やはりGPS測位はずれていて、GPSベースでは、

キロ4分ペースよりはタイムが少し遅くなっています。

 

■25km - 30 km  20:02(トータル 2:01:39)

■30km - 35 km  19:40(トータル 2:21:18)

 

ハーフ過ぎたあたりか徐々に練習を終えられる方が出てきて、

人数が少なくなってきたからか、

25kmあたりからは、GPSでのラップでもキロ4分を切る区間が出てきました。

(実測は数秒速い。)

 

それでも心肺は全然大丈夫。

 

30kmあたりからは自分入れて3・4人。

33kmあたりからはひとりの方に引っ張っていただいていました。

(この方には30km手前あたりから、フルを走ることを伝えていました。)

 

このあたりからはほぼすべてのラップにおいて、キロ4分を切っていて、

30km〜35kmの区間が一番速い5kmの区間になったのは初体験。

 

それでもこの区間を走っているときは心肺も問題なく、

これまでの数少ないフルマラソン経験の中で

一番、楽な30km過ぎでした。

これは本当に、きっちりとペースを刻んでいただける

ナガソエ練の効果だと思います。

 

ただ、このあたりから、徐々にLT値が上がっていたんだと思います。

 

35km手前あたりから、引っ張ってもらっていた人に感謝して、

いよいよ一人旅の開始。

 

ここからがマラソンだと思って、

小出監督の本の記載にあるように、

ここから更にペースアップと思っていました。

 

■35km - 40 km  20:12(トータル 2:41:30)

 

ただ、思ったよりペースが上がらない。

足腰が重くなってきた感じ。

 

心肺もキツくなり始め、呼吸が荒くなり始めました。

 

深呼吸や、力みを取るために身体をほぐしたり、

崩れかけているフォームを立て直したり、

色々と工夫をしてみたのですが、

38kmを過ぎたあたりで、徐々にペースダウン。

キロ4分を切れなくなってきました。

 

ここを粘れば、GPS計測上で2時間50分を切れるっ!

そう自分に言い聞かせていたのですが、

その言葉も自分の身体には届かず(泣)

 

一人旅になって、4kmも満たない。

 

このあたり、まだまだ弱いですね。

逆にいうと、改善の余地ありっ!

 

■40km - ゴール  9:28(トータル 2:50:58)

 

40kmを過ぎたあたりからは、気合いで走り抜けようと思っていたのですが、

呼吸もキツく、身体も重く、気持ちも萎えて、

バーチャルレースのため明確なゴールゲートとかないので、

とにかくGPS計測上で、42.2km以上を走り切るんだ、

その想いだけで足腰を動かして何とかゴール。

 

 

結果は、

 

  • レース:42.23km(世界年代別選手権(予選)バーチャルレース フルマラソン
  • 時間:2時間50分58秒
  • 平均ペース:4'03"/km

 

前半が、1時間25分48秒

後半が、1時間25分10秒

 

38km以降失速しましたが、トータルでは、

私自身初のネガティブスプリットです。

 


今回の練習会の動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=_L7Dr_ivDDQ

 

最後にフルマラソン後の写真も含めていただきました。

(超変な顔ですが😅)

 

 

以下、公式記録(10月21日現在の暫定(レースは11月5日まで)):

 

現時点、完走した833人中、23位でした。

 

 

50歳〜54歳カテゴリだと、161人中、2位でした。

 

 

日本人カテゴリだと、22人中、3位でした。

 

 

以下、Garmin/Stravaの記録:

 

 

Garminによれば、現在の私の閾値が心拍数162ということで、

上記の38kmあたりから心拍数がその162を超えた結果からか、

失速していますね。

 

30kmぐらいまでは心拍数145〜150あたりを維持できて、

キロ4分付近であれば、心肺的にはかなり余裕を持って走れていたのですが、

30km以降で、ペースが数秒上がったことで、心拍数が高くなり始め、

38km過ぎたあたりで閾値を超えてしまったようです。

 

 

概ね、ゾーン3のモデレートなところで走れているのですが、

ゾーン5に少し入ってしまったのが減速の大きな要因かもしれません。

 

フルマラソンだと、ゾーン3が多く、ゾーン4が少しぐらい入るぐらいが

最後までペースを維持して走り切れる限界なのかもしれません。

 

 


ということで、今後の目標が見えてきました。

 

一つは、閾値自体を上げること。

今の162からもう少し上げれば、

3'50"/km〜3'55"/kmあたりのペースでも、

現在のキロ4分ぐらいのペースと同じように、

心肺的には余裕が持てるようになる。

 

そうすれば、前半、キロ4分ぐらいで抑えて走り、

後半、数秒ペースアップして、2時間48分切りを確実にする、

そういう画が描けるような気がします。

 

ただ、38km以降は心肺のキツさ以外にも、

足腰の重さも感じました。

あと、腹筋が疲れていました。

 

なので、もう少し脚作りと補強筋トレが必要だと思います。

 

脚作りとしては、なかなかまとまった時間を

週に多数回確保するのが難しいので、

短時間で脚作りができるような方法を見つけないと!

どなたか、そういう方法を知っている方がいらっしゃったら

教えてください🙇

 

補強筋トレはずっとサボってきているので、

はい!やります!!

 

2時間48分切り

(公認自己ベストの2022年のロンドンマラソンでの2時間47分55秒切り)

を目指して、再出発します!

 

 

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました!

 

 

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