2024年3月3日に東京マラソンの3時間20分担当のペースセッターをやってきました。
レポしたいと思います。
長いので3部作で。
今回は第二弾。
第一弾はこちらから。
流石に東京マラソン。
多くの方が定点カメラで走っている様子を撮影してくれていました。
YouTubeで見つかったものを適宜挟んでいきます。
コース概要図:
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スタートの号砲が鳴り、キプチョゲ選手らがスタートしたと思われますが、
Dブロックあたりは、1分近くその場で待機状態。
そこからゆっくりと歩き始め、
スタートゲートあたりからようやくゆっくりジョグができるように。
スタートゲートまでのロスは3分5秒(手元のGarminでのGPS計算で180m)。
路上の1kmごとの距離表示ごとにラップを確認。
スタートしてからもやはり混雑状態は続き、
なかなか走るコースを見つけることができない状態。
最初の1kmは5分1秒。
なので、トータルのロスは、3分30秒近くに拡大。
ここで焦らず、序盤の下り坂を利用して、予定どおり、
4分35秒前後を目標にペースを刻もうと。
ただ、3~4kmぐらいまではまだまだ混雑状態が続いていて、
前から落ちてくるランナーの間をすり抜けていくことが多かったので、
ついついペースが上がって4分30秒を超えるラップもありました。
6km過ぎたあたりから、ようやく落ち着いてきて、
ペースセッター同士も安定して横並びになることができるようにもなり、
ペースも安定してきました。
※9.5km付近 15:16
事前にペースセッター間で話していたのですが、
道幅があるところでは、ペースセッター間で横に拡がって、
後ろから抜きたいランナーの皆さんの通り道も作ろうと。
また、ある程度、まとまった集団ができてきたら、
1人か2人は少し後ろ側にも回ってケアしたりしようと。
後ろからだと声掛けがしやすいところもありますしね。
このあたりはペースセッター同士、互いに互いをみながら、
大集団の中をフレキシブルに対応していました。
※9.5km付近 34:00
周囲の一緒に走っているランナーからも沢山声掛けいただきました。
どのぐらいのペースで走っているの?走るの?とか、
ついていきます!とか、
中には、ちょっと速くないか!とおっしゃる方もいらして、
グロスで3時間20分を達成することが目標であること、
スタートロスを解消するために前半中心にペースを上げていること、
などを説明しながら走りました。
3時間20分はサブ3.5やサブ4よりはマシだと思いますが、
やはりボリュームゾーンなので、
かなり多数の方が我々についてきてくれています。
(ハーフあたりでは、200名〜300名ぐらい)
そのため、給水や折り返しはかなり注意が必要なので、
皆さんに、接触・転倒に気を付けてください、と声掛けしていました。
これまでは海外のもっと人数が少ない大会に参加していたことが多く、
給水場所でこんなに混んで、交錯することはなかったので、
周囲に声掛けしつつ、自分も気を付けないといけないなと思いました。
順調に、4分35秒前後のペースを刻み続けた結果、
20kmあたりで、ハーフでこれまでのロスを完全に解消できると確信できたので、
ペースセッター同士で、ここからは少しペースを落とそう、
4分40秒ぐらいを目安にしようということにしました。
やはり最初の3分半のロスは心に重荷だったので、
ペースセッター間でも少し安堵しました。
ついてきているランナーの皆さんにもその旨伝え、
後半のハーフに突入。
※ペースセッター仲間の方からいただいた写真です。
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