アクティブレスト、あるいは、疲労抜きジョグとは、完全休養するのではなくて、走りながら身体を休養させるというものです。
ハードな練習をした次の日などに取り入れるとよいメニューです。
特に、中高年になってくると、無理をし過ぎて怪我をするのが怖いため(復帰にも時間がかかります)、適宜、練習メニューに組み込むと継続的にトレーニングできることにつながります。
概ねご自分の(Eペース+キロ1分)〜(1kmPBタイムの2倍)ぐらいを目安にします。
私の場合、今だと、Eペースが4:48-5:18、1kmPBが3:10なので、大体6:00/km前後のペースで走っています。
ただし、ゆっくり目に走るからといって、ダラダラと雑な走り方になると逆効果になりますので注意が必要です。全体的にはリラックスして、いつもよりピッチ・ストライドとも抑えめにしながらも、腰高・少し前傾姿勢を維持して、体幹をしっかりとさせて、腕振りもきちんとして、上半身と下半身をリズムよく連動させることを意識して走るように心がけます。
Eペースよりもかなり遅いペースで走ることで、身体に負担をかけることなく、毛細血管を含め、身体中に血液をめぐらして、疲れや痛みの成分を取り除く助けをしてくれます。
また、身体中に栄養素を運んでくれるので、筋肉の損傷修復を早めてくれます。
このような感じで、疲労回復を早めてくれるので、次のポイント練習(インターバル走などのスピード練習)に比較的良い状態で入ることができます。
更には、いわゆる有酸素運動での脂肪燃焼をさせやすい心拍数領域なので、体重を落とすことができます。