Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

Garminがサイバー攻撃を受けたようです。

昨日からGarminコネクトがずっとメンテナンス中になっていますが、ZDNetによると、サイバー攻撃の一つであるランサムウェアの攻撃を受けて、それに対処するために、Garminのいくつかのサービスを止めているとのことです。

 

Garminコネクトのみならず、Garminのデバイスの生産ラインもストップし、また、航空産業向けに提供しているGarminのデータベースサービスも止まっているとのことで、特に米国の航空関係にも影響が出ているようです。

 

Garminの広報担当者はサイバー攻撃があったことは公式には否定しているようですが、従業員の人たちの話しと、現在のGarminのサービスの状況からすると、ランサムウェアの攻撃を受けた可能性が高いようです。

www.zdnet.com

 

ランサムウェアとは、パソコンやサーバに入り込み、その中のデータを奪うのではなく、それらを暗号化したりなどして使えないようにして、感染前の状態に戻す代わりにお金を要求する、身代金要求型のサイバー攻撃です。

 

最近、かなりトレンドになってきていて、米国企業を中心にかなりの攻撃を受けています。

www.trendmicro.com

 

先月6月にはホンダがランサムウェア攻撃を受けたようです。

xtech.nikkei.com

 

今回のGarminの件がランサムウェア攻撃の場合には、身代金を支払って元に戻してもらえれば、皆さんのウォッチなどからアップロードされたデータは戻ってきますが、もし、身代金を支払わずに解決しようとすると、攻撃を受けるまでにどの程度までバックアップを安全地帯に取っておいたか、そして、攻撃を受けた後のデータについて、その暗号化されたものを解くことができるかによって、データが戻ってくるかどうかが決まると思われます。

 

最悪、データが戻ってこないケースも考えられます。

 

Garminの中の人たちのがんばりに期待するしかないです。