20km de Genève by Genève Aéroport(ジュネーブ空港マラソン20km)を走ってきました!
レマン湖岸(ジュネーブ湖)から出発し、国連ジュネーブ本部(今年は残念ながら中を走ることができませんでした。楽しみにしていたのですが残念)の横の坂を駆け上がり、ジュネーブ空港横を抜ければ、ワイン用のブドウ畑、そして、レマン湖岸に戻ってきてゴール。
最初の4kmまでそこそこキツイ上りが続き、後半は全体的に下り基調。
※詳しいコース説明などは以下参照ください。
スタートは8時30分なので、今朝の起床はその4時間前の4時半。
昨夜は寝るのがちょっと遅くなったので、寝ぼけ眼で朝食。
朝食は、塩むすび(妻が握ってくれたもの)、バナナ、ゆでたまこ、BCAA/ビタミンドリンク(自分でミックス)、牛乳、炭水化物の多いクラッカー、チョコレート。
朝食後、静的ストレッチ。
そして、自宅を出ました。
自宅を出た交差点のところで、同じ空港マラソンのサック(荷物袋)を背負っている女性に空港マラソンに出るの?と声をかけられました。
そうそう出るよ、寒いねぇ、寒いねぇ、バスで行くの?、いやウォームアップでジョグしていこうと思う、わー元気、ではグッドラック!、グッドラック!
そんな会話をしてから、スタート地点までは自宅から1.7kmぐらいなので、私はジョギングしました。
スタート地点のレマン湖岸。1時間10分前に到着。
まずは、コロナワクチン証明書のチェックから。
このゲートでチェックを受けると、チェック済みの黄色の輪っかを手首に巻いてくれます。
ここはちょっとしたマラソンビレッジ。商品や食べ物の販売。ゴールした後に中を覗いてみました。
スタート地点。1時間30分以内のブロックに入れたので、招待選手のすぐ後ろからスタートできます。
この辺りは週に2・3回は走っている湖岸の大きな歩道です(かなり広い歩道です)。
今日は横の車道を走れますが!
中央に地下に続くところが見えるかと思いますが、この下に、レマンシアターという劇場があり(ミュージカルやお笑いコントなどが実施されています。フランス語なので観たことがないですが)、そこが荷物の預け場所になっています。
スタート・ゴール地点。
海外らしくノリノリの曲の試演奏が行われていました。
スタート直後・ゴール目前の最後のコース。
会場にてレースシューズのHOKA Rocket Xに履き替えて、ウォームアップ開始。
ウォームアップは自宅から会場までの1.7kmのジョギングの他に、このコース横で1.5kmのジョギングと流しを2本。あとは動的ストレッチと走りの動き作り。
そして、スタート箇所へ。
スタート横で、観戦に来ていたおばさまにお願いして写真を撮ってもらいました。
なんと、このおばさま、私がこの後、走っているときにゴールまであと1kmちょっとのコース横におられて、私が走りながら声をかけると、おばさまは私の顔を覚えてくれていて、精一杯の声をあげて、応援してくれました! 嬉しかった!
スタート10分前。
日が差し始めているものの、今朝は、気温(2度前後)よりもかなり寒く感じました。
このぐらいの気温でも早朝走っているのですが、今朝は緊張もあってか、このスタート地点で待っているときに、寒さで太ももがピクピク痙攣していました。
まだスタートしていないのに大丈夫かーという感じ。
このスタート地点で日本人の方と隣り合わせになって話しをしていたのですが、寒すぎて、私の声は震えていました。
それからお腹あたりもプルプル震えて落ち着かない状態。
でも、久しぶりのみんなで「いっせいのう」で走るレース。
他の皆さんも待ち焦がれていたようで、多国籍の多数のランナーが集結していました。
招待選手が紹介されたのですが、ハーフマラソンの元欧州記録保持者とのこと(結局、59分9秒でこの難コースを走られました!速い!)。
そして、カウントダウン。久しぶりに高鳴る鼓動。スタートの号砲が鳴りました。
3年前に本格的にランニングを始める前に参加したときに歩いてしまった国連ジュネーブ本部の横の坂は今朝はまずまずのペースで駆け上がることができました。
あれ以来、毎週、練習した甲斐があります。リベンジを果たせました!
寒さで太ももと股関節あたりがかなり硬くなっているものの、スタートからしばらく坂を上っている間は比較的楽に身体を運べました。
4kmぐらい走ったところで、なんとなく同じぐらいのペースで走る人たちの顔ぶれが揃ってきました。
私がいるあたりは、先頭集団から数えて、第3グループか第4グループぐらいで、50位付近、1時間16分あたりを目指す集団、同じグループには10人から15人ぐらい。
このうち、私が特定できた8名ぐらいとは最後までほぼ一緒に走ることになります。
以前、このブログにも投稿したことがあるのですが、私の自宅近くで早朝ランニング時に時々すれ違う速い南米系の男性もいました。
(彼は結果表を見ると、エクアドルの方でした。)
その方がグループを抜け出して前のグループを追いかけ始めたので、最初はその方についていこうと私もグループから飛び出したのですが、その方のペースが速くてついていけず、また、元のグループに戻りました。
(その方は結局、1時間16分14秒でゴールされていました。速い!)
自分が苦しくなった時は集団の後ろの方で休ませてもらって、他の人がキツそうだな、自分は復活してきた、となった時は自分が集団を引っ張りました。
集団走っていいですね!
競い合っているんだけど、助け合っている感もあって。
自分がきつい時には、ラップタイムを見ずに、前の方の背中と足の動きだけ見て無心に走って、自分の調子が戻ってくるのを待たせてもらえました。
私がいたグループには女性で最終的に4番になられた方(招待選手の方(CAMBOULIVES Aline (FRA) 選手)で、ハーフマラソンの自己ベストは1時間14分53秒!)も含まれていて、18kmあたりから私とその人ともう2人の男性とは抜きつ抜かれつの感じでした。
でも、この抜きつ抜かれつがあったので、最後、苦しくて垂れそうになるのを何とか抑えつつ20kmを走り切れた気がします。
集団走ができていたのは良かったのですが、タイムはかなり厳しかったです。
最初の数kmの坂はまずまず良いペースで駆け上がれたものの、そこから後のコースは全体的には下り基調なので、平均ペースが目標ペースの3'45"/km〜3'51"/kmあたりになるように目指したのですが、大きな下りと細かいアップダウンが多数あって、後記しますが、ペースが全く安定せず、そうすると、足よりも先に、呼吸がキツくなってきました。
Garminの心拍計は途中から異常計測になったものの、同じぐらいのタイミングで自分的にはかなり苦しい(閾値を超えた感じ)状態でした。
そして、後半は、スタート時に感じていた太もも・股関節の痙攣が原因なのか、股関節周りに痛みが出てきて、足腰もあまり思うように動かなくなってきました。
2週間前の自己ベストを出したフルマラソンの疲れが筋肉の深部に残っていたのかもしれません。
ただ、今日もラン友さんが5km、17km地点あたりにいらっしゃって、応援してくれました!
17km地点の時はほんと苦しかったので、とても励みになりました。ありがとうございます!
(以下の写真にあるように、かなり苦しい表情・走りになっています。)
※この2枚の写真はラン友さん提供。
※すぐ後ろにいるピンク色シャツの女性の方が先述の4番になった女性の招待選手。その後ろのグレーシャツの若い男性とも5kmぐらい以降、抜きつ抜かれつつを繰り返しました。
そして、何とか最後まで力を振り絞り、ゴールゲートにいた着ぐるみとハイタッチをして、ゴール!
- レース:20.0km(ジュネーブ空港マラソン20km)
- 時間:1時間18分7秒(事務局発表公式タイム)
- 平均ペース:3'54"/km
- コース:ジュネーブ湖岸→国連本部横→ジュネーブ空港横→ブドウ畑→ジュネーブ湖岸
- 平均心拍:160bpm(途中から計測異常)
- 最大心拍:207bpm(計測異常)
- 平均ピッチ:184spm
- 平均ストライド:140cm
※メチャメチャのラップタイム(標高表示を見ても(に現れないものも含め)アップダウンが激しい)
5kmごとのラップにすると、ラップタイムの上がり下がりがマイルドになりますね。
順位は、1,618名中64位(男女合計)。
私は前半後半ほぼイーブンペースなのですが、下り基調の後半にペースを上げた方が沢山いらして、後半に順位が13番落ちました。
スイス、フランス、イギリス、ドイツなどの国旗が見えますね。
その中に日本の国旗を示せて嬉しい!
50代では185名中5位でした。1番の方は1時間14分台で走っている!速い!
日本人では8人中2位。1位の方は、スイス・バーゼルから来られた30代の方のようです。1時間11分台なのでめちゃくちゃ速い!陸上経験者かもしれないですね。
フィニッシャーメダルはこんな感じ。なかなか良い感じです!
目標タイムは松竹梅で、1時間15分・16分・17分としていたのですが、残念ながら梅にも届かず、目標は達成できませんでした
ただ、この寒空、フルマラソンの疲れの残る条件下では精一杯走れたと思います。
何より、久しぶりのみんなで走るレースはとても楽しかった!
早くコロナ禍から脱却して、このようなマラソン大会に沢山、参加したいですね!