MGCとは、「マラソングランドチャンピオンシップ」のことで、「東京2020 オリンピック日本代表選考競技会」、「第103 回日本陸上競技選手権大会」も兼務しているマラソン大会のことです。
つまり、来年2020年の東京オリンピックのマラソン日本代表を決める大会です。
このMGCには、限られたメンバーしか出場することができません。
今回、男子は31名、女子は12名のみです。
どうやって選ばれるのかというと、男子は5大会(北海道マラソン、福岡国際マラソン、別府大分毎日マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソン)、女子は4大会(北海道マラソン、さいたま国際マラソン、大阪国際女子マラソン、名古屋ウィメンズマラソン)が指定競技会となっていて、レース毎に決められた順位とタイムをクリアするとMGCへの出場権が得られます。
今回の2020東京オリンピックの選考は、2017年夏~2019年春(2017-2018シリーズ、2018-2019シリーズ)が対象期間でした。
また、MGCシリーズ以外で、ワイルドカードにて条件を満たすと、MGCに出場権を得ることができます。
ワイルドカードとは、2017年8月1日〜2019年4月30日までの「国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会」で、次のいずれかを満たすと、MGCに出場することができるというものです。
ワイルドカードとは、2017年8月1日〜2019年4月30日までの「国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会」で、次のいずれかを満たすと、MGCに出場することができるというものです。
- 男子2時間08分30秒以内、女子2時間24分00秒以内
- 期間内の上位2つの記録の平均が、男子2時間11分00秒以内、女子2時間28分00秒以内
そして、このMGCにおいて、どのようにオリンピック代表が選ばれるのかというと、このMGCで優勝すれば、東京オリンピック代表に内定します。
2位、3位のうち「MGC派遣設定記録」を突破した最上位者が代表に内定します。
MGC派遣設定記録
- 男子 2時間05分30秒
- 女子 2時間21分00秒
- 有効期間:2017年8月1日~2019年4月30日
- 対象競技会:国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会
「MGC派遣設定記録」突破者がいない場合は、2位の選手が自動的に代表に内定します。
今回は、この突破者がいなかったため、MGCにおいて2位になれば即代表内定するということになります。
オリンピック代表は男女とも3名なので、あと1名はどのように決めるかというと、MGCファイナルチャレンジというもので決めます。
これは、2019年冬から2020年春にかけて実施される、男子3大会(福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソン)、女子3大会(さいたま国際マラソン、大阪国際女子マラソン、名古屋ウィメンズマラソン)において、以下の派遣設定記録を上回り、最も速いタイムを出した選手1人が代表に内定することになります。
派遣設定記録
- 男子 2時間05分49秒
- 女子 2時間22分22秒
東京オリンピックのマラソンコースとほぼ同じコースを走ります。
違いは、発着点で、本番は現在建設中の国立競技場ですが、今週末9月15日(日)は明治神宮外苑になります。
※公式サイトから転載
スタートは男子が8時50分、女子が9時10分です。
男子はTBS系列、女子はNHK総合にて放送されるようです。
マラソンやオリンピックに興味がある方は、お見逃しなく。私はジュネーブ在住で、時差もあるので、生放送を見ることができないのが残念です。他の手段でチェックします。
詳しくは、以下の公式サイトをご覧ください。
マラソングランドチャンピオンシップ