Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

テンポラン(Tempo Run、テンポ走)

 

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テンポランとは何か、定義はいろいろあるようです。

 

  • キツさが適度とハードの間ぐらいのペース。
  • 60分走り続けられるペース。
  • 10kmを同じペースで保てる(ペース走)ペース。
  • Tペースを20分以上続ける場合に採用する、Tペースよりも少し落としたペース。
  • 心拍数の目安は、最大心拍数の85%~90%
  • ...

 

Tペースの心拍数の目安は、最大心拍数の88%~92%、

Mペースの心拍数の目安は、最大心拍数の80%~89%、

Tペースは、普段は20〜30分、レース前のようにしっかりと調整した場合(ピーキングと呼びます)は60分程度走れるペース、

Mペースでのピーキング時の走行持続時間は90~150分間、

と言われています。

 

以上から、わたし的には、テンポランとは、TペースとMペースの間ぐらいのペース走と考えています。

 

一般的な市民ランナーであれば、ハーフマラソンのレース目標ペースぐらいではないかなと思います。

 

tetchiba.hatenablog.comtetchiba.hatenablog.com

 

テンポランは、Tペースよりも遅いペースですが、Tペースに近い効果は得られる、つまり、乳酸閾値向上を期待できます。

 

しかも、Tペース走よりも長い距離を走りやすいので、乳酸閾値向上の効果を長い時間得られるというメリットもあります。

 

TペースとMペースを交互に繰り返すなど、変化走的な要素を加えたテンポランは、更に、乳酸閾値向上が期待できるとのことです。

 

tetchiba.hatenablog.com

 

Tペース走だと、普段は、20分から30分で終わってしまうところ、もっと走りたい時、また、Mペースだと少し物足りない、乳酸閾値向上を狙いたい、そんな時には、テンポランが最適だと思います。

 

 

2021/5/4 HOKA One One Rocket X デビュー、Tペース走にトライも・・・

右肩骨折からのリハビリ期間中です。

 

これまでレースシューズは(といってもそんなに出場したレース数はないのですが)、Nikeのズームフライフライニットでした。

 

自分の足に合っていて、走りやすかったので、愛用していたのですが、自宅ストックがなくなり、現在、ポイント練習などで使っているもの(走行距離400kmオーバー)が最後です。

 

そして、もうお店ではほとんど見なくなってしまいました。

 

この代わりのレースシューズとなるものをNikeAdidasAsics、ONなど色々と探していたのですが、決めました。

 

HOKA One OneのRocket Xです。

 

www.hokaoneone.eu

 

重さは、26.0cm/198g 26.5cm/204g 27.0cm/210g、と比較的軽く、ドロップ:5mm, Heel (34mm), Forefoot (29mm)のいわゆる厚底です。

 

今履いているズームフライフライニットが26.5cmで約236g、ジョグ用のAdidas SL20が26.5cmで約235gなので、それらに比べるとかなり軽く、私のランニングシューズ史上、最軽量です。

 

最終的に、Nike Vaporfly Next 4%とどちらにするかでかなり迷ったのですが、初フルマラソンを控えていて、後半、足を持たせたいので、重量は負けるものの、安定性のより高いRocket Xにしました。

 

サイズは、普段は、Nike, Adidas, Asicsとも26.5cmを履いているのですが、試し履きをしたときに、Rocket Xは全体的に少し余裕があったので、ワンサイズダウンし、26.0cmにしました。

 

デザインも決め手の一つですね。

 

格好いい!!

 

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そして、このRocket Xを履いて、ニューシューズの力を借りながら、今朝は久々、Tペース走にトライしてみようと。

 

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Tペース(3'43"/km)走 5kmの後、1分間ほど時計設定休憩を入れて、Mペース(3'56"/km)走 5kmをやろうとスタート。

 

tetchiba.hatenablog.comtetchiba.hatenablog.com

 

最初の500mぐらい、ニューシューズで気合が入り、飛ばし過ぎて、3'30"/kmを切るペース。

 

あかん、あかん、ということでペースを落としたら、落とし過ぎて、1km目からTペース(3'43"/km)をはるかオーバー。

 

でも、その時点で心肺がかなりキツくなって、もう一度ペースを上げることができない状況。

 

2km目が3'54"/kmまで落ちたところで、こりゃダメだ。

 

ということで、メニュー変更、Tペースは止めて、Mペース走 10kmに。

 

それでも、5km過ぎたところで、再び心肺がキツくなってきて、そこから3kmはキロ4分ペースに。

 

苦しいときこそ練習と、昨日、日本選手権10000mで優勝・東京オリンピック代表を決めたHONDAの伊藤選手を頭に思い浮かべながら、ラスト2kmは、フォームを崩さない前提でギアを入れ直して何とかペースを上げて終えることができました。

 

平均ではMペースをクリアできましたが、余裕が全然ない。

 

まだまだ骨折前まで回復できていないですね。

 

  • 設定メニュー(VDOT: 58.8):Mペース(設定 3'56"/km)10km
  • 結果:3'48"/km, 54", 55", 57", 56", 59", 4'00", 3'59", 55", 49"
  • 平均ペース: 3'55"/km
  • 時間:39'14"
  • コース:1周約1.2km(ほぼ平坦)
  • 平均心拍:145bpm
  • 平均ピッチ:188spm
  • 平均ストライド:135cm

 

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Rocket Xは感触が良かったです!

 

クッションの感じは、ズームフライフライニットと似ている感じ。

 

Vapor(試し履きしただけですが)よりは少し硬め。

 

反発性は、Vaporには負けるものの、ズームフライフライニットと同じぐらい。

 

何といっても、ズームフライフライニットよりも軽いので、ピッチを上げやすい。

 

そして、直角カーブを曲がるときとか、路面がデコボコしているところに着地しても、ズームフライフライニットのように、横ブレしてちょっとぐねりそうになる心配が全くなく、楽に地面を捉えることができました。

 

この点は、かなり評価高いですね。

 

安定しているから、長距離走っても足が疲れにくい感じがします。

 

近く、ロング走でも試してみようと思います。

 

それで感触がよければ、5月30日のジュネーブラソンで履こうと思います。

 

サイズも、普段の0.5cmダウンでちょうどいい感じです。

 

今日の練習は予定どおりはうまくいかず残念ですが(シューズが原因ではなく、完全に現在の自分の実力不足です)、それでも、新しいシューズを履いて走るのは気持ちいいですね。

 

 

2021/5/3 ウェーブ走 12km & ジュネーブマラソン エリートランナー優勝者

右肩骨折からのリハビリ期間中です。

 

昨日の30km走の疲れがあるかなと思っていたのですが、今朝、起きた時点ではそれほどなし。

 

疲れがあればジョグでアクティブレスト的にしようかとも思ったのですが、初フルマラソンまで4週間を切って、残り時間があまりないので、少しでも効果的な練習をしたいと思い、今朝は、久々にウェーブ走にトライ。

 

tetchiba.hatenablog.comtetchiba.hatenablog.com

 

設定は、速い方がキロ4分、遅い方はそれから50秒遅れとして、6本やることに。

 

ウォーミングアップなしで、最初のゆっくり区間をウォーミングアップ代わりに、そして、それに続く下り区間を速い区間に合わせて、身体を温めつつ、ペース感を掴もうと。

 

ただ、気温3度と久しぶりに冷え込んだためか、やはり昨日の30km走の疲れが残っていたのか、なかなかキロ4分に上げられず。

 

3本目でようやく。

 

そして、残り3本はなんとかキロ4分を少し切るペースで走ることができました。

 

5本目までは結構、心肺がキツくて、これでフルマラソンを走り切れるのか、と心配しましたが、ラスト6本目の速い区間は比較的、楽に走ることができました。

 

少しだけ明るい材料。

 

そして、単にゆるくジョグするよりは、身体に大きな負担をかけずに、まずまずいい練習ができたかなと思います。

 

坂道上りながらクールダウンのジョグを2kmちょっとやって合計14kmちょっとで今朝の練習は終了。

 

  • 設定メニュー:ウェーブ走(4'00"/km+4'50"/km、各1km x 6本、合計12km)
  • 結果:4'43"/km, 4'03", 4'49", 4'02", 4'46", 4'00", 4'46", 3'59", 4'42", 3'59", 4'41", 3'58"
  • 距離:12.0km
  • 時間:52分29秒
  • 平均ペース: 4'22"/km
  • コース:湖岸のほぼ平坦なコース(高低差約45mの約1kmの下り坂道含む)
  • 平均心拍:143bpm
  • 平均ピッチ:184spm
  • 平均ストライド:125cm

 

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ところで、昨日、お伝えしたジュネーブラソンのエリートランナーの結果が公式ぺーじにアップされました。

 

tetchiba.hatenablog.com

 

www.harmonygenevemarathon.com

 

昨日アップした写真に写っていたこの選手が、2時間6分59秒で優勝した、バーレーンのShumi Dechasa選手。

 

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ほぼキロ3分ペースで走り切ったのですね。

 

そりゃ、並走しても1kmも付いていけないですね。

 

女子で優勝したのは、ケニアのMaureen Chepkemoi選手で、2時間24分19秒。

 

男女いずれの記録も、スイスで行われたフルマラソンの史上最速記録とのことです。

 

おめでとうございます!