Enjoy Running Life - スイスで走り始めた、歌う弁理士

2018年11月、48歳から海外赴任地のスイス・ジュネーブにて本格的に開始したランニングの記録

2021/10/24 51歳、人生2回目のフルマラソン、2時間44分30秒、サブエガ(2時間50分切り)・2時間45分切り達成!

本日、人生2回目のフルマラソンローザンヌラソンを走ってきました。

 

※人生初フルマラソンである今年5月のジュネーブラソンの様子はこちらで。

 

tetchiba.hatenablog.com

 

今年のローザンヌラソンは、ローザンヌの本来の会場コースを走るか、各自の好きな場所で走ってデータを送付するか、というコロナ禍の特別開催形式になっています。

 

tetchiba.hatenablog.com

 

ローザンヌの本来の会場コースは、事務局からの案内によれば、交通規制は行われないとのことで、そうすると、車や信号に気をつけながら(途中、足は止めるが、時計は止められない)、自分でコースを探しながら走ることになります。

 

ジュネーブから50kmほどにあるローザンヌは何度か行ったことがありますが、かなりのスピードで走りながらコースを辿っていくには、あまりにも土地勘がないので、ローザンヌを走ることは断念。

 

また、自分の荷物を預ける場所や、日本のようにいろんなところに荷物ロッカーなどないので、アクセスに便利なジュネーブの自宅近くで、信号はなく、車に遮られることもほとんどなく、迷わず安全に走れる場所、ということで、いつも、インターバル走やペース走を走っているコースにしました。

 

目標は、エイジシュート(51歳の今は、2時間52分切り)ですが、最近の調子が上向きなので、サブエガ(2時間50分切り)を目指すことにしました。

 

キロ4分を切るペースを刻んで、行けるところまで刻んで、粘って、我慢して、とにかく粘る作戦です。

(あいかわらず作戦になっていない(笑))

 

シューズは、HOKA Rocket Xで。

 

tetchiba.hatenablog.com

 

今年3月の右肩骨折の合併症である拘縮肩(四十肩・五十肩と同様の症状)のリハビリを継続していますが、まだまだ全快まではほど遠いものの、以前よりはかなり動くようになりましたし、動かして痛くなる頻度も少なくなってきました。

 

天候は晴れで、ほぼ無風、気温は走り始めが6度、走り終わった頃が12度という走るにはちょうどいい環境。

 

スタート4時間前に起床して、できるだけ栄養(特に炭水化物)があり、消化しやすいものということで、妻が作ってくれたカステラ(ジュネーブでは基本、売っていません。妻に感謝!)、バナナ、エネルギーバー、エネルギードリンク(BCAAも加えて、自分オリジナルのものを作りました)、牛乳、オレンジジュースを朝食としていただきました。

 

スタート3時間前ぐらいまでに朝食をとっておくと、スタート時には消化が終わって、身体に栄養が行き届いた状態になるようです。

 

炭水化物は一度に沢山吸収されないとのことなので、スタートまで30分おきぐらいに、小まめに分けてエネルギードリンクを飲みました。

 

今朝の体重は52kg。

 

理想は51.5gぐらいかなと思っていたのですが、グリコーゲンがうまく蓄積されているならばこのぐらいの誤差は許容範囲かと。

 

少なくとも初マラソンジュネーブラソンの時よりは少し軽いです。

 

その後、静的ストレッチ。

 

ストレッチは走る直前に静的ストレッチをやるとパフォーマンスが落ちるということなので、2時間ほど前に実施。

 

スタート1時間前には、バナナをもう1本。

 

ここで食べておくと、スタート時のエネルギーになるということです。

 

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スタート30分前にウォームアップ開始。

 

いつもよりは少し入念に、体操、動的ストレッチ、簡単な走りの動き作りをやって、10分ちょっと2km、ジョギング。

 

エネルギーゼリーとエネルギードリンク(フラスク150ml)をウェストベルトに入れて、スタート地点に向かいました。

 

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スタートしたら、身体が軽い。

 

シューズも軽い。

 

最初の1kmのラップが3'47"/km。

 

軽いからって、いくらなんでも自分のフルマラソンのペースにしては速過ぎ。

 

2km目から少しペースを落とすも、ここであまりに落とし過ぎると、せっかくのリズムが崩れるので、最初の数kmはその頃合いを見ながらラップを刻む。

 

10kmぐらいでなんとなく落ち着いてきて、そこまでの平均ペースが3'53"/kmぐらい。

 

今日は調子がいい。

 

心肺がキツくないのがペースを楽に刻ませてくれる。

 

ここ数週間、ジョグのスピードを上げていたのが功を奏したのではないかと思います。

 

この辺りで、サブエガではなく、思い切って、もっと上を狙おうかと計画変更。

 

3'55"/kmペースを目安に刻んでいくことにしました。

 

ハーフを1時間22分10秒(平均ペース 3'54"/km)ぐらいで通過。

 

そして、更に欲が出てきて、この時点で2時間45分を切りたい、と思うように。

 

ここまでは身体も心肺もあまりキツくない。

 

給水・給食は、ハーフを過ぎた22kmあたりと、残り15kmの27kmあたり、それから30kmを過ぎたところ、最後に34kmぐらいのところで、ウェストベルトに入れていたエネルギードリンクとエネルギージェルを少しずつ摂りました。

 

そのあたりのペースが若干遅くなっていますね。

 

ただ、それほど大きくラップを崩さなかったので、普段のジョグの時の給水の練習の成果が出て良かったです!

 

ところが、25kmを過ぎたあたりから30km手前あたりまでは、腕が痺れてきました。

 

エネルギーはちゃんと摂っているので、エネルギー不足ではなく、単に腕に力が入り過ぎていたのか。

 

後半、腕の痺れは、筋肉痛みたいになって、フルマラソンを終わってからしばらく、腕を上げることができないぐらいになっていました。

 

ちょっと原因はこれから探ろうと思いますが、もう少し腕も鍛える必要がありそうです。

(両腕ともなので、右肩の拘縮肩の影響ではないと思います。)

 

そして、同じく、25km過ぎたあたりから、足腰が重くなってきました。

 

前半飛ばした影響が出てきた感じです。

 

ここからがフルマラソン本番ですね。

 

前半飛ばしことをちょっと後悔しつつも、今日は心肺はキツくなかったので、もう、最後、足腰が動かなくなってもいいや、というぐらいで走ろうと腹を括りました。

 

そうしていると、32kmを過ぎたあたりから足腰の調子が少しマシになってきて、ペースを維持することができてきました。

 

ただ、その状態も長くは続かない。

 

調子の波はすぐまた下がります。

 

36kmぐらいから再び、足腰が重く、お尻とハムストリング(太もも裏)がかなり張ってきて、硬くなってきました。

 

足が思うように動かない。

 

もうこうなったら上半身で動かすしかないということで、筋肉痛になっている両腕は固定気味にして、肩甲骨を揺らし無理くり連動させて下半身を動かす作戦に。

 

残り距離ももう5kmちょっとなので、あとは精神力の勝負だと思って、動かない足を無理やり動かして、という感じ。

 

いや、ここはかなり辛かった。

 

意識朦朧状態。

 

今、思い出してもゾッとするぐらい。

 

Garminのレース時の表示には、フルマラソンの予想タイムを見れるようにセットしているので、それを見ながら、2時間45分の予想タイムと闘いながら、死に物狂いでペースをあげていきました。

 

フォームはかなり乱れた走りになっていたと思います。

 

もうここの段階ではフォームは気にするな、と自分に言い聞かせて。

 

そして、なんとかゴール。

 

倒れ込みそうになりましたが、一般歩道なので、何とか立ち止まりました。

 

ゴールタイムは、

 

  2時間44分30秒(平均3'54"/kmペース)

 

自己ベスト大幅更新、サブエガ(2時間50分切り)、2時間45分切りを達成することができました!!!

(初マラソンの2時間56分44秒を大幅に更新することができました。)

 

上出来です!

 

レース本番に最高に調子を合わせることができました!

 

  • レース:42.195km(ローザンヌラソン2021 フルマラソン
  • 時間:2時間44分30秒
  • 平均ペース:3'54"/km
  • コース:自宅近辺のほぼ平坦なコース
  • 平均心拍:139bpm
  • 最大心拍:164bpm
  • 平均ピッチ:184spm
  • 平均ストライド:140cm

 

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辛い時間帯、コース脇の紅葉に心を癒してもらいました。

 

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この後、ローザンヌラソン事務局に、Garmin Connectでダウンロードした走行位置データ(GPXという、事務局から指定された走行位置を示すファイルフォーマット)を送付し、開催期間が終了したら、正式タイムと順位の情報が確定し、公表される予定です(後日、お知らせします)。

 

とりあえず、ちょっと休憩して、次のレース(2週間後の20km走)に備えます。

 

かなり疲れたけど、嬉しい!

 

毎日、コツコツと練習を続けてきた成果が出て良かったです。

 

継続は力なり!

 

これからも座右の銘にしてランニングを楽しみつつ、頑張っていこうと思います。

 

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※後記:後日、送られてきたフィニッシャーメダルです。

 

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